炉灰をつくりました

先日、炉の灰をつくったのですが、この雨天でなかなか乾かずに苦労しています。

(やっぱり土用にやらなきゃいけなかったんだーと反省。来年はタイミングを逃さないようにしなければ!)
炉の灰は、昔はいろりやかまどからとれる生灰から作ったのでしょうけれど、
今は買ってこなければなりません。その灰に、ちょっと手を入れて使います。
その灰に、釜をかけるごとに、灰を足し、炭を入れ・・・としているうちに、炉のなかの灰は少しずつ増えていきます。
そして、4月末に炉をしまいます。
そのとき、炉から灰をあげておいて、梅雨明け、土用のころに、翌年の炉灰をつくるのです。
まず灰のアク抜きです。
灰をふるいにかけ、桶にいれ、ぬるま湯をそそいで、かき回します。
そうすると、ゴミやアクがでてきます。これをすくいとる・・・という作業を繰り返します。
そして、最後に、煮だした番茶をまぜて、灰に色をつけます。
あとは自然乾燥をさせて、11月の炉開きを待ちます。
こうして、灰をあげたりしていると、一年のサイクルを実感します。
炉開きが待ち遠しい!

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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