現在、弘道館には韓国のソウル国民大学から2名、女性のジンさんと男性のジンギョム君がインターンに来て下さっています。
弘道館での1日を終えて、お二人に感想文を書いていただきました。
1ヶ月間、さらにどのようなことを学んで帰られるか楽しみです!
○ジンさんの感想文
午前中は太田さんの大学の講義を聴講しました。講義では、節分と雛祭りについて勉強することができました。韓国と日本は東アジア圏であるためとても似たところが多いですが、そのくらい違うところも多いことをもう一度感じました。もうすぐ節分がくるのでとても期待しています。そして雛祭りのこともとても興味深いと思いました。韓国の伝統についても紹介してくれましたが、今はどんどんなくなっている文化があるためちょっと悲しくなりました。自分の国の文化についてもっと気を遣おうと考えました。
その後弘道館に戻り、良い機会でお茶会を直接見学することができました。日本伝統文化という韓国の授業でドキュメンタリーを通じて見たことはありますが、自分の目で見てみるともっとすごいなー!思いました。茶道はとても勉強することが多くてこんな文化を伝統として守っていることがとても素敵だともう一度感じることが出来ました。そしてこれから庭園をもっと綺麗に整えて、お客さんにもっと快い一日を過ごすことができるようにもっとがんばろうと決心しました。
○ジンギョムさんの感想文
最初は「バリバリ働くんだろうか」と思いましたが、初日は主に勉強しました。太田先生の「節分と鬼」を主題にする授業を直接聞くことができ、お茶事も後ろで見学することが出来ました。
お茶事は「老松」の新人研修で、老松で働く新人の皆さんに言った「今日学んだことをお客さまに実践してくれたら嬉しいです」という言葉がとても印象的でした。
お客さまが通る露地のお掃除もさせていただきました。お客さまが露地をどう見るか、どう思うかを考えつつ掃除していると茶道の心構えをほんの少しだけわかった気がします。
あと職員の皆さまから優しくしていただいて嬉しかったです。早く弘道館に慣れたいと思いました。