インターンシップ生の感想文(ジョンミンソク)

3週間有斐斎弘道館でインターンシップをしていたソウル国民大学のジョンミンソク君が昨日、インターンシップを終えました。
3日前に感想を書いてもらいましたので、ぜひご一読ください。
ジョンミンソク君の感想文の中でとても印象に残ったのは次の言葉です。「今年はかなりの猛暑で庭の手入れは気が遠くなるくらい大変だったのですが、弘道館を訪れたお客様に、2年前の私が初めて弘道館を訪れたときのような感動を感じて頂きたいという気持ちで頑張ることができました。」
本当に毎日どんな仕事でも一生懸命がんばってくれました。また日本語がとても上手く知識も豊富で、私たちスタッフもとても楽しい日々を過ごすことが出来ました。いなくなり寂しい気持ちもありますが、また日本で就職した際には弘道館を訪れてくれるそうです。

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こんにちは。有斐斉弘道館でインターンシップをさせていただいている、国民大学のジョンミンソクと申します。

私は有斐斉弘道館の皆さんのおかげで、とても貴重な機会を得て3週間インターンシップをすることになりました。京都に来たことが昨日のように感じますが、すでに後三日で最後の日を迎えます。
終わったという達成感と、もっと弘道館のみなさんに色々習いたいと言う名残惜しさが交差していて、とても複雑な気持ちです。

実は私が弘道館に来たのは初めてではありません。2年前の冬に私がこちらで働けるようにお力添えをいただいた教授と共に訪れたのですが、庭がとても綺麗だということが強く印象に残っていました。その時はただその美しさと趣に感動したのですが、実際にきてみたらその美しさにどれだけの努力がこめられているか気づきました。そのため私もインターンシップをしながらもっとも時間をかけてした作業が庭の手入れでした。今年はかなりの猛暑で気が遠くなるくらい大変だったのですが、弘道館を訪れたお客様に”2年前の私”のような感動を感じて頂きたいという気持ちで頑張ることができました。

また、有斐斎弘道館では様々な行事や講座を行っていてそれに参加するという貴重な経験をすることができました。本来であればその時に仕事をするべきなのですが、日本学を専攻として学んでいる私のために皆さんが配慮してくださったおかげで、色々な講座や茶事に参加させていただくことができました。
特に記憶に残っている講座は香道講座と祇園会の茶会です。香道は何もかも難しくて新しいことばかりでしたが、上品な貴族文化を体験することができてとても楽しかったです。祇園会の茶会はちょうど7月が祇園祭の時期で、祇園祭をより楽しく過ごすための知識を学ぶことができたので、ありがたい気持ちで聞かせていただきました。

そのほかにも様々な仕事や活動をしましたが、今になって振り返ってみると弘道館の皆さんの配慮があったので、できたことだと思います。この場を借りて感謝の言葉をお伝えしたいと思います。ありがとうございます。
単純に本や映像だけで接してきた日本の伝統文化をそれを職として活動してらっしゃる方々に直接教わることができ、絶対に忘れられないインターンシップになりました。

私は大学生活に戻り、この弘道館での経験を生かして残りの勉学や就活に励んでいきたいと思っています。

最後に, 皆さんとの出会いも何かの縁です。次お会いする時にはより成長した姿でお目にかかりたいと思っています。ありがとうございました。

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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