この度、弘道館の行事や運営を色々な面からサポートしていただく弘道館サポート隊が結成されました!
早速、弘道館の行事サポートで活動いただいた隊員の椿さんからの「春の茶事」レポートです。
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勉強会のときも当日も。
まず掃除から始まります。
拭き掃除をし乍らいつも感じるのは、この空間をたくさんの人が大切にされてきた過去から幾重にも重なったその想い。
そして、その場に居ることが出来る奇跡に感謝するのです。
汚れを拭き取るというよりも、浄めることで自身の心が洗われるようです。
当日は雨。お庭の苔が鮮やかで、建物内の薄暗さとの対比が非常に美しく…。
滅多に登場しない路地笠をお客様にお使いいただきました。
茶事の流れは連携であると予め学びました。
流れを大切に、亭主・運び・水屋の連携を取ることが大切で、日々の茶道のお稽古は、茶事のための割り稽古であると。
懐石を担当されている料理人の方の繊細なお味の決め方と流れの指示は和やかながらも無駄が無く。
まるで茶道のお点前のようでした。
学ぶことが多すぎて、今後の課題も大きすぎて、でもそれがとてもとても楽しみでもあるのです。
次の日の仕事に向かう姿勢に少しの変化を自覚しました。今、目的に向かって何をすべきかを流れを見ながら考えて行動せねば。
五感を働かせて頭だけでなく感じて行く事の大切さも学びました。
弘道館サポート隊 椿