伝統文化プロデュース 【連】メールマガジン  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄) [嵯峨野文化通信] 第234号
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伝統文化プロデュース【連】は
日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です
嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します
毎月1日・15日(月2回)
■VOL:234(2015/11/3)
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■□■もくじ■□■
■【連】からのお知らせ —–「手のひらの自然ー京菓子と琳派」展 2015
を開催中です
宗一郎「能あそび」のご案内
弘道館講座のご案内
■(連載)『ニッポン城郭物語』——————– 第百十四幕
■(連載)『北野の芸能と茶屋』——————– 第百三十五回
■[嵯峨野学藝倶楽部]11月開講講座のお知らせ
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□■【連】からのお知らせ■□
■「手のひらの自然ー京菓子と琳派」展 2015を開催中です
現在、有斐斎弘道館では、京菓子と琳派をテーマにした展覧会を開催中です!
先日こちらでも公募した「琳派が描く自然」をテーマにした京菓子作品の中から
選りすぐりの作品を展示しています。
11月4日には京菓子を作って語り合う「京菓子論技」や、展示作品の菓子を
抹茶とともにお召し上がりいただけたりと、さまざまなお楽しみもあります!
現代の感性で琳派を捉え、新たな京菓子が誕生する瞬間を体感しにいらしてくだ
さい。
〈本会場〉
日 程:開催中〜11月7日(土)
時 間:10時~17時
会 場:有斐斎弘道館
入館料:500円(呈茶は別途1,000円)
■京菓子論技
日 程:11月4日(水)
時 間:11時~12時
講 師:杉山 早陽子
会 場:有斐斎弘道館
参加費:3,000円(入館料含む)
※要予約
詳しくはコチラ(「手のひらの自然ー京菓子と琳派」展 2015公式HP)
http://kodo-kan.com/kyogashi/
※申込フォームあり
お問い合わせはコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:info@kodo-kan.com
■宗一郎「能あそび」のご案内
室町時代に誕生し、今も生き続けている能の世界をさまざまな角度から「あそぶ
」ワークショップです。
2015年は、シテ、ワキ、狂言、囃子方、小鼓方の方々をゲストに、それぞれ
の役割と魅力を学びます。また、能舞台について学ぶ、作り物をつくる、能の演出
方法を知るなど、多彩な内容でお送りいたします。
今月のゲストは、大蔵流狂言方の茂山逸平先生にお越しいただきます。
ぜひご参加ください!
日 程:11月13日(金)
時 間:18時30分~20時(90分)
※18時より呈茶あり
講 師:林 宗一郎(能楽師)
ゲスト:谷口 正壽 (石井流大鼓方)
場 所:有斐斎弘道館
参加費:3,000円(生菓子、抹茶付き)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/event.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■弘道館講座のご案内
京文化教養講座1「信仰からみる京都」
日 程:11月14日(土)
時 間:11時~12時30分(90分)
講 師:太田 達(立命館大学非常勤講師)
テーマ:「新嘗祭を考える」
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
京文化教養講座2「茶の湯の文化を識る」
日 程:11月26日(木)
時 間:13時~14時30分(90分)
講 師:太田 宗達(立命館大学非常勤講師)
テーマ:「松平不昧」
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
英語で伝統文化「茶道編」~BOOK OF TEAをよむ~
日 程:11月26日(木)
時 間:18時30分~20時(90分)
講 師:田中 朝子(通訳翻訳家)
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/seminar.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
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■『ニッポン城郭物語』■
ー百十四幕ー
梅原 和久
聚楽第の跡は完全に市街地になっているため、そこに遺構があることが確実であ
っても、マンション建設などの開発工事がない限り、発掘調査は行われない。その
ため、詳細は未だに謎に包まれており、大規模な石垣が初めて見つかったのも、つ
い最近の平成24年12月の京都府警西陣待機宿舎建設工事のとき。今ではこのと
き見つかった32mに及ぶ石垣も、埋め戻されてしまって見ることはできない。
期待のしようもない状況が続く中、いきなり届けられたのがこのニュース(※)。
聚楽第東側の外堀の跡が見つかったというのだ。今回発見したのは京都大防災研究
所などによる共同研究チーム。考古学による発掘の成果ではないのが大きな特徴で
ある。
行ったのは「表面波探査」と言われる手法で、大きな木づちで地面をたたいて音
を出し、道路に設置した複数の地震計で地中からの反射音を拾う、というもの。複
数の音波の強弱から地盤の固さを分析して画像化すると、遺構の有無が分かるとい
う。それによると、上長者町通黒門付近で約20mに渡って堀のようなへこみが見
られたそうで、これまで判明していなかった外堀跡だと見られている。また、従来
からの想定どおり、大宮通付近からは内堀とみられる20~30mのへこみも見つ
かったそうだ。
表面波探査という、地盤調査として使われる手法を考古学に転用したという発想
が秀逸であり、聚楽第の全容解明に画期的な成果が期待できそうである。
また、堀があったということは、そこが埋め立て地であるということであり、地
盤が弱いことを示している。当然ながら防災対策にも有効であり、この調査は一石
二鳥の効果をあげそうだ。
(※)秀吉の栄華、音波と地震計で探査 京都の聚楽第遺構(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20151027000083
■『北野の芸能と茶屋』■
-第百三十五回-
井上 年和
大正十五年(1926)7月 「上七軒の巻(その5)」
「献茶会
例年十二月一日北野神社で行はれてゐる献茶式に、いつの頃よりか此の廓も北野倶
楽部に釜を掛け一般参座随意とし點前は芸妓これに當り、年々盛会を極めてゐる。
師匠は以前松向軒の河合収六宗匠であったが同師逝去後は廓内西方寺住職藤原光善
尼となったのである。」
『技芸倶楽部4巻7号』
毎年恒例12月1日、秀吉が催した北野大茶会に由来する献茶式において、北野
倶楽部(現在の歌舞練場)でも、一般の方々にも茶が振る舞われるようになった。
副席として歌舞練場も使用されるようになったのはこの頃のようである。
献茶式に上七軒花街がいつから参加していたがわからないが、七軒茶屋の発生の
由来を考えると、献茶敷が始まった初期から関わりを持っていたと考えるのが当然
である。
師匠はこの頃に松向軒の河合収六から西方寺の住職に変わったようであるが、そ
うすると西方寺は副席として使用されていなかったと推測される。
現在では副席として様々な場所が使用されているが、この頃から献茶式も盛大に
なっていき、上七軒花街が献茶式に大きく関わることにより、北野社における行事
の発展に寄与したと言えるのである。
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□■[嵯峨野学藝倶楽部] 11月開講講座のお知らせ■□
詳しくはhttp://www.ren-produce.com/sagano/club/ をご覧ください。
■「茶道教室(水曜日 コース)」
日 程:11月4日、18日、25日(水)
時 間:9時~14時(ご都合の良い時間にお越しください)
講 師:西村 宗靖・太田 宗達
場 所:嵯峨野三壷庵
※見学/体験も、随時受付けています。
■「茶道教室(土、日曜日 コース)」
日 程:11月14日、21日(土)、29日(日)
時 間:9時~18時(ご都合の良い時間にお越しください)
講 師:西村 宗靖・太田 宗達
場 所:嵯峨野三壷庵
※見学/体験も、随時受付けています。
■「うたことば研究会」
ただいま休講中です。
再開日が決定次第お知らせいたします。
■「今様・白拍子教室」
日 程:お問い合わせください。
時 間:13時~14時30分
講 師:石原 さつき
場 所:嵯峨野三壷庵
※見学/体験も、随時受付けています。
性別・年齢・経験は問いません。
今様のお問い合わせ、お申し込み、見学はコチラまで→info@imayou.jp
URL:http://www.ren-produce.com/sagano/club/
お問合せ・お申込みはコチラまで→sagano@ren-produce.com
URL:http://www.ren-produce.com/sagano/club/
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■□■ひとこと■□■
[次回は、11月15日(日)に配信予定です!次回もお楽しみに。]
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