伝統文化プロデュース 【連】メールマガジン  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄) [嵯峨野文化通信] 第215号
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伝統文化プロデュース【連】は
日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です
嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します
毎月1日・15日(月2回)
■VOL:215(2015/1/16)
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■□■もくじ■□■
■新年のご挨拶
■【連】からのお知らせ —– 月釜「初釜」のお誘い
宗一郎「能あそび」を開催します!
弘道館講座のご案内
「梅花茶会」のお知らせ
「花街文化サロン」のご案内
■(連載)『北野の芸能と茶屋』———————– 第百十八回
■(連載)『淇園とその仲間たち』———————– 第十回
■[嵯峨野学藝倶楽部]1月開講講座のお知らせ
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□■【連】からのお知らせ■□
■月釜「初釜」のお誘い
1月はさまざまな場所で新年の茶会が開催されていますね。弘道館でも恒例の月
釜にて「初釜」を行います。今月は新年ならではの趣向を凝らし、特別なゲストを
お迎えします!若干数ですが、お席に空きがございますので、ご都合の合う方はぜ
ひご参加ください。
日 時:1月18日(日)
時 間:9時、15時
※その他の席は満席となりました。
場 所:有斐斎弘道館
参加費:3,000円
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:tea@kodo-kan.com
■宗一郎「能あそび」のご案内
室町時代に誕生し、今も生き続けている能の世界をさまざまな角度から「あそぶ
」ワークショップです。
2015年は、シテ、ワキ、狂言、囃子方の方々をゲストに、それぞれの役割と
魅力を学びます。また、能舞台について学ぶ、作り物をつくる、能の演出方法を知
るなど、多彩な内容でお送りいたします。第1回目は、森田流笛方の杉信太朗先生
をゲストにお迎えします。ご参加をお待ちしております!
日 時:2015年1月23日(金)
時 間:18時30分~20時(90分)
※18時より呈茶あり
講 師:林 宗一郎(能楽師)
ゲスト:杉 信太朗(森田流笛方)
場 所:有斐斎弘道館
参加費:3,000円(生菓子、抹茶付き)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/event.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■弘道館講座のご案内
京文化教養講座1「茶の湯の文化を識る」
日 時:1月29日(木)
時 間:13時~14時30分(90分)
テーマ:「栄西と叡尊(施茶と養生)」
講 師:太田 宗達(同志社大学特別講師)
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
英語で伝統文化「茶道編」~BOOK OF TEAをよむ~
日 時:1月29日(木)
時 間:18時30分~20時(90分)
講 師:田中 朝子(通訳翻訳家)
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/seminar.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■「梅風茶会」のお知らせ
小正月が終わり、梅の気配を感じるこの頃となりました。
春の訪れを感じながら、一服いかがですか。ご参加お待ちしております!
日 時:2月7日(土)
時 間:11時、13時
場 所:有斐斎弘道館
参加費:3,000円
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/tea.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:tea@kodo-kan.com
■「花街文化サロン」のご案内
上七軒より芸妓・尚鈴さんをお迎えします。花街の文化を知り、遊んでみません
か。普段ではなかなか聞けないお話もお伺いできる機会です。
お誘いあわせのうえ、ご参加ください!
日 時:2月15日(日)
時 間:正午
場 所:有斐斎弘道館
参加費:10,000円(食事代込み)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/event.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:tea@kodo-kan.com
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■『北野の芸能と茶屋』■
ー第百十八回ー
井上 年和
明治15年(1882) 上七軒女紅場規則(その1)
「法則 名称 上七軒女紅場
位置 上京区第六組社家長屋町六百七拾壱番地」
『京都府庁文書』
今回からは明治15年(1882)6月12日に京都府知事宛に提出された「上
七軒女紅場規則」を8回に亘ってご紹介しよう。この規則は京都府立総合資料館に
収蔵されている明治15年(1882)の行政文書『人民指令』として綴られてい
る。尤もこの文書は『史料京都の歴史7 上京区』にも掲載されている。
上七軒に女紅場が開設したのは明治6年(1873)3月で、以来芸娼妓のため
の職業指導教育が行われていたが、規則が設けられたのはこの頃のようである。
場所は社家長屋町671番地となっており、ここは現在「くろちく」という豆腐
料理屋になっているが、その前は「吉田屋」という上七軒で代表的なお茶屋であっ
た。
明治35年(1902)「京都市實地測量地図」ではこの地点に丸印に女と書か
れているし、大正15年(1926)7月の『技芸倶楽部4巻7号』には、「30
年程前は組合事務所や歌舞練場が現在の組合事務所の前を北に突き当たったところ
辺りに在った」とされているから、明治初期頃の女紅場や組合事務所はくろちく
(元吉田屋)の位置にあったと考えられる。
この頃のことを覚えている人はもういないであろうが、歌舞練場や検番は現在と
違う場所に建っていたことが史料から読み取れるのである。
■『淇園とその仲間たち』■
-第十回-
勝冶 真美
今回は、現代のお話し。最近行政の文化課の方と伝統文化の振興についてお話す
る機会がありました。日本の文化は元来、今でいう産業、芸術、文学といった分野
ごとに区別されることなく人々の中にあったからこそ日本独自のユニークな文化が
生まれてきたのでは、という話の中で、 行政としては産業課、文化課と分かれてし
まっているので、そういう支援の仕方は難しいということでした。
行政の枠組みとしての可否はともかく、今こそ、民間で皆川淇園が築いたような
分野横断的なサロン、人的・知的ネットワークを作り上げていくことが必要なんだ
と改めて考えさせられました。
国の文化政策ももちろん大切ですが、淇園だって幕府の支援を元に学問所・弘道
館を設立した訳ではありません。私たちひとりひとりが持っている知恵と技術を持
ち寄り、ゆるやかなネットワークとして繋げていくことが、淇園の学問所跡で「有
斐斎弘道館」として活動するわたしたちに求められている のかもしれません。
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□■[嵯峨野学藝倶楽部] 1月開講講座のお知らせ■□
詳しくは、 http://www.ren-produce.com/sagano/club/をご覧ください。
■「茶道教室(水曜日 コース)」
日程:1月7、14 日(水)
場所:嵯峨野三壷庵
時間:10時~19時(ご都合の良い時間にお越しください)
講師:西村 宗靖・太田 宗達
※見学/体験も、随時受付けています。
■「茶道教室(土曜日 コース)」
日時:1月11日(日)24、31日(土)
場所:嵯峨野三壷庵
時間:10時~19時(ご都合の良い時間にお越しください)
12月20日は17時まで
講師:西村 宗靖・太田 宗達
※見学/体験も、随時受付けています。
■「うたことば研究会」
ただいま休講中です。
再開日が決定次第お知らせいたします。
お問合せ・お申込みはコチラまで→sagano@ren-produce.com
■「今様・白拍子教室」
日程:1月24日(土)
※その他の日程 は個人稽古につき、お問い合わせください。
場所:嵯峨野三壷庵
時間:13時~14時30分
講師:石原 さつき
※見学/体験も、随時受付けています。
性別・年齢・経験は問いません。
今様のお問い合わせ、お申し込み、見学はコチラまで→info@imayou.jp
URL:http://www.ren-produce.com/sagano/club/
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■□■ひとこと■□■
お正月から春頃までにかけて、餅花や床飾り、お雛様など
装飾華やかで楽しい気分になります。
弘道館の餅花は3月頃まで飾る予定ですので、ぜひ見にいらしてください。
[次回は、2月1日(日)に配信予定です!次回もお楽しみに。]
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