京菓子展2018の公募を開始しました

京菓子展2018の公募を開始です!

今年も、京菓子展の公募が開始されました。
本年のテーマは、「源氏物語」です。

源氏物語は、平安時代中期に紫式部によって書かれた長編小説です。
主人公である光源氏を通して、平安貴族社会の様子が描かれています。
その世界のイメージは一千年の時を超えて、
今なお現代に生きる私たちのさまざまな文化に影響を与え続けています。

源氏物語をテーマに、京菓子の意匠を考えてみませんか。
創造力に満ちたデザインを募集いたします。

デザイン公募期間は、2017年7月1日(日)〜8月31日(金)必着となっています。

京菓子展2018 公募ページ

昨年の入選者のコメント

去年の京菓子展で入選した専修大学文学部日本文学文化学科(2017年当時)の
中根友之さんよりコメントをいただきましたので、掲載させていただきます。

この作品は、名前を「紅柵(べにしがらみ)」といい、テーマである小倉百人一首の32番、「山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり」という春道列樹の歌を引用しています。京菓子としてはスタンダードな形なのですが、そこに折り目を付けることによりオリジナリティを出しました。こなしの表面に縦線を刻んで流れる川を表現し、折り目を付けた所に柵をイメージした彫りを入れて赤、黄、緑と配色することで川をせき止める紅葉の柵を表現しています。
ちょっとした思い付きから生まれた一作なのですが、入選という結果になり大変嬉しい限りです。ありがとうございました。

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今年も多くの方々のご応募をお待ちしています。
どうぞ宜しくお願いいたします。

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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