嵯峨野文化通信 第260号

嵯峨野文化通信第260号
伝統文化プロデュース 【連】メールマガジン   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)_________

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)   [嵯峨野文化通信] 第260号
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 伝統文化プロデュース【連】は
 日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
 遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です

     嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します

              毎月1日・15日(月2回)

                   ■VOL:260(2017/1/15)

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                 ■□■もくじ■□■

  ■【連】からのお知らせ ーーーーーーTOPIC!! 「能あそび」参加申込受付中!
                    講座・茶会等のご案内
  ■(連載)『北野の芸能と茶屋』————第百五十七回
  ■[嵯峨野学藝倶楽部]2017年1月 開講講座のお知らせ

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              □■【連】からのお知らせ■□

◆TOPIC!!
「能あそび」参加申込受付中!
 あらゆる伝統芸能の基底となっているともいえる”能”。「能あそび」はさまざまな
 角度から、能楽を「あそぶ」ことができる有斐斎弘道館の人気企画です!
 2017年は、ゲストにシテ方五流の役者の方々をお招きし、流派を超えたトーク
 や実演をお楽しみいただくことができます。初めての方も、能楽ファンのみなさま
 も、どなたにもご興味深く、新しい発見がありそうな貴重なチャンスです。1月は
 喜多流シテ方能楽師の大島輝久氏をお迎えします。ぜひお気軽にお越しください。

「宗一郎 能あそび ーシテ方五流見参ー」
 日 程:2017年1月27日(金)
 時 間:18時半〜20時
 講 師:林宗一郎氏(観世流シテ方能楽師)
 ゲスト:喜多流シテ方 大島輝久氏
 資料費:3000円(テーマにちなんだお菓子とお抹茶付)
 その他の開催日:3月17日、5月19日、7月21日
         9月15日、11月13日 ※いずれも金曜日

◆講座・茶会のご案内
 ■講座 「江戸時代の教養を考える」
  日 程:2017年1月22日(日)
  時 間:第一部 16時半〜17時50分 茶書を読む
      第二部 18時〜19時 実践「謡をうたってみよう」
  講 師:第一部 濱崎加奈子、太田宗達(有斐斎弘道館)
      第二部 林宗一郎、樹下千慧(能楽師)
  受講料:一般3000円/学生2000円(学生証要提示/25歳以下)
      ※第一部または第二部のみは2000円
  備 考:2月5日(日)は四天王寺(大阪市)にて奉納を行います。参加をご希
      望の方は、1月20日までに弘道館までご連絡ください。

 ■特別企画「吉坊のゆらり咄」
  日 程:2017年2月11日(土)
  時 間:18時半〜20時半
  出 演:桂吉坊(落語家)/木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
  テーマ:落 語・・・「弱法師」
      トーク・・・落語「弱法師」と芝居「摂州合邦辻」をテーマに桂吉坊と
            木ノ下裕一が語り尽くします。
  参加費:3500円

 ■講座 「土御門ことばあそび」
  かつて、日本人の教養ベースにあったと言われる和歌・俳諧・俳句。いずれも茶
  道をはじめ他の日本の伝統文化とも密接な関わりがあります。日本語の美しさ・
  伝統定型詩の美しさをご一緒に味わってみませんか?サポート・アドバイスもあ
  りますので、初めての方もお気軽に参加いただける内容となっております。
  
  日 程:2017年1月29日(日)
  時 間:13時〜15時
  講 師:塩見恵介(レクチャー「京都と俳句(仮題)」)
  テーマ:季題「早春を感じるもの一切(立春、梅、鴬の初音など何でも可)
  受講料:2000円(学生1000円/要学生証提示*25歳以下)

 *上記各種講座・茶会等のお問い合わせ、お申込みはコチラ
   TEL   :075ー441ー6662
   メール  :kouza@kodo-kan.com
有斐斎弘道館HP: http://kodo-kan.com

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              ■『北野の芸能と茶屋』■

 第158回 (平成29年1月15日 第260号)
昭和12年(1937)3月
 最近筆者の見聞した上七軒総ての状況 全廓一丸となって大発展(その5)
 長唄は杵屋寒玉師が顧問格で平素は杵屋六滋師が教授してゐる、又常磐津は常磐津
文字八師が顧問格で、平素は常磐津文字葉留師が教授、尚又清元は清元延太津師、鳴
物は田中徳次郎師、浄瑠璃は鶴澤友若師が相変らず教鞭を取つて居る、そして以上の
各教師の勤務振が至つて厳格であり、その教授日には必ず勤務を欠かさず依つて各門
下は競ふて教授を受ける事になつてゐる、左れば師弟の熱心なる為めいつも著しい成
績を挙げて居る、その一面には彼の技芸委員の大なる力のある事を認めねばなるまい
                            『技芸倶楽部15巻3号』

 この頃の長唄、常磐津、清元、鳴物、浄瑠璃の教師陣の名前が掲載されている。
 長唄、常磐津、清元、浄瑠璃などは日本の伝統芸能としてそれぞれ財団・社団法人
が結成され、現在でも発展的に継承されている。
 最近の北野をどりや寿会のパンフレットをみると、長唄は杵屋栄八郎、常磐津は常
磐津巴瑠幸太夫、笛は藤舎名生、囃子は中村寿誠、中村寿慶、藤舎成光、藤舎秀啓、
振付は花柳輔太郎、花柳達真、花柳双子ら花柳流により指導が行われており、作曲に
は清元梅吉が加わるなど、昔ながらの伝統を受け継いだ重厚なメンバーでスタッフが
構成されている。
 花街ではこれらの伝統芸能が総合的に取り入れられており、芸舞妓により稽古と発
表会が繰り返すされることによって伝統文化は脈々とそして永々と受け継がれていく
のである。

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             □■嵯峨野学芸倶楽部からのお知らせ■□ 

   詳しくはhttp://www.ren-produce.com/sagano/club/ をご覧ください。

 ■茶道教室
  日 程:水曜日コース・・・1月18日、25日
      土曜日コース・・・1月21日
  場 所:嵯峨野三壷庵
      ※見学/体験も、随時受付けています。
 

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                ■□■ひとこと■□■
        
       1月も半ばに入り寒さが日一日と募っているように感じる毎日。
       朝露に濡れた弘道館のお庭には、独特の美しさ・趣があります。
       これもひとえに、かじかんだ手でお庭のお掃除をしてくださる
       ボランティアの方のおかげ、とより一層感じる今日この頃です。

  [次回は、2017年2月1日(水)に配信予定です!次回もお楽しみに。]

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多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
記事が面白かったら是非、シェアいただけると幸いです。