有斐斎弘道館2023年4月のまとめ（ハイライト）

４月２１日（金）「能あそびー素謡＜熊野＞ー」を開催いたしました。

平家物語の巻十に語られた、平宗盛と愛妾・熊野（ゆや）のエピソードで、「松風」と並び昔から人々に親しまれてきた能です。熊野は倒れた母が気にかかりながらも、宗盛に誘われて断ることもできず、清水へ花見へ出かけます。

迫力があり、江戸時代には楽しまれていた風景思い浮かぶようで、、、まるでタイムスリップしたかのようでした！

このあとには宗盛の命、熊野の遊女としての位置、熊野の母の命、そして桜…が散っていきます。花見の楽しさだけではなく、はかなさ、盛者必衰、まさに人生を表しているお話だと先生方が話されていたのが印象的でした。

次回は8/25（金）18:30-「仕舞十番尽」を開催予定です。

各演目の「見せ場」のみを取り出し、林先生１人１０演目舞われます、、！

１人でいかに演じ分け、表現するのでしょうか。お楽しみに！