昨年のデザイン部門で大賞を受賞された古島一行さんに、受賞から一年経った現在の心境をお伺いしました。
古島さんは毎年デザイン部門に応募していただき、また有斐斎弘道館で開催させていただいている「京菓子講座」も熱心に受講いただいています。
単にお菓子と言う勿れ。続けることで見えてくるものもたくさんあるのですね。
とはいえ、デザイン部門に応募される方は最初は皆さんお菓子のデザインなんて初めてという方がほとんどです。
まずは一歩「やってみよう!」という思いで、デザインに挑戦されてみてはいかがでしょうか。
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京菓子展について
百人一首がテーマでしたから、崇徳院の歌を選び、 崇徳院が思い浮かべていた情景、歌に込めた想いを想像し、自分の感性と混ぜ合わせ、 余計なものを削ぎ落し、核心だけを御菓子に含ませる事。
また、その核心を、 食べ手がどう読み解くのかを想像しながらデザインしました。
京菓子展デザイン部門は毎回応募していますが、 御菓子を介したコミュニケーションの面白さの感覚が少しだけ分か りかけた気がしました。
今回のテーマ源氏物語もチャレンジし、 その感覚をより鮮明に出来たらと思っております。
よろしくお願いいたします。
古島 一行