弘道館6月のまとめ(ハイライト)

連日の大雨がおさまり、暑さも厳しさを増して参りました。
6月は地震があり、また7月に入り大雨が続きました。被害にあわれた地域の方々、1日も早い復旧をお祈りしております。

6月の弘道館では新しい講座「京の祭と神賑(かみにぎわい)」が始まりました。
また学生さんによる茶事体験や研修なども多く行われました。このように、学生さんにとっての学び場になることをうれしく思います。​​​​​​​他にも講座や研修などの様子をまとめていますので、ぜひご覧下さいませ。​​

6月1日(金)中学生 花街研修

中学生62名の方々に茶席・花街研修を実施させていただきました。
花街研修では芸妓さんと舞妓さんをお呼びし、唄と舞いを披露していただいたあとは質問の時間を設けました。様々な質問が飛び交い、普段はなかなか聞くことのできないお話も聞くことが出来ました!大変貴重な経験をしていただいたのではないかと思います。​

6月9日(土)信仰からみる京都

毎月開催している大人気講座です。今月のテーマは「後白河法皇」。
呈茶の菓子は、「後白河法皇」にちなみ、白拍子の袖をあらわしました。

6月15日(金)立命館大学留学生 茶事体験

立命館大学の留学生の方々に来ていただき、着物の着付け体験と茶事体験を行いました。毎年開催しておりますが、今年はスウェーデンの留学生に茶席のお点前をしていただきました。​また菓子は学生さんがデザインしたものを、老松さんに作っていただきました。自分がデザインした菓子で茶事を行い、とても素晴らしい経験になったのではないでしょうか。

6月22日(金)能あそび

観世流シテ方の林宗一郎さんと当館館長 濱崎加奈子の二人で今回のテーマである観世元雅について解説。観阿弥・世阿弥と比べると一般には馴染みの薄い元雅ですが、「隅田川」という傑作を生み出しています。今回はその代表作である「隅田川」を取り上げ、宗一郎さんによる独吟の謡も披露され、参加された皆さんも熱心に聞き入っておられました。

6月24日(日)京の祭と神賑(かみにぎわい)

玲月流初代篠笛奏者であり祭に関する著作でも知られる森田玲さんによる講座「心で読み解く京の祭と神賑」の第一回目でした。初回とはいえ多くの方にご参加いただき、皆さん受講後は大変面白い講義だった!また次回が楽しみ!!と大変好評でした。岸和田のだんじりをルーツとして全国様々な祭について、ただの紹介ではなく今までにない視点からの解説がとても刺激的でした。

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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