蜻蛉が飛んでいるのを見て秋の気配を感じはじめる季節になりました。
毎年8月に開催している暁天茶会など催しがあったほか、
月末には菓子展公募の締切となり、お陰様で300を超える作品が集まりました。
8月6日(日)暁天茶会
淇園の弘道館再興以来つづけている「暁天茶会」。お寺の「暁天講座」をもじって名付けさせていただいたもので、毎年8月の早朝に1日だけ、開催させていただいています。
今年は50名様ほどの方々にお越しいただきました。ありがとうございました。
今回は<琉球>をモティーフとしてつくられた室礼のなか、沖縄からの「豆腐餻」を添えた、特性の茶粥をお召し上がりいただき、言葉のご研究もされている長根あきさんに八重山に伝わる夜の子守唄、「月ぬ美しゃ」(つきぬかいしゃ)を唄っていただきました。夏の朝日のなか、とても和やかなひとときとなりました。
8月6日(日)百人一首勉強会
京菓子展公募期間中の特別催しとして、2回目の、百人一首勉強会でした。
和歌の読み解きにとどまらず、京菓子を発想してデザインを描くところまでみなさんでチャレンジ。
和歌へのアプローチとしては新しい体験をされたかと思います。
お子さまのご参加もあり賑やかな会になりました。
8月11日(金)菓子作り体験
京菓子展関連講座として最後の、京菓子づくり体験ワークショップが開催されました。
夏休みということで小学生のお客さまのご参加もあり、いつもとはまた違った賑やかな雰囲気がありました。
初めて京菓子を作るという方も多く、”表現するのが難しかったけど楽しかった!”という感想も。
京菓子展へのご応募作品のご参考に、していただけたでしょうか。
8月17日(木)九条武子の会
毎月開催の九条武子の会が開催されました。
大正期から昭和初期に活躍した京都出身の歌人、
大正三美人にも数えられる九条武子。
この会では九条武子の歌を読み、参加者で意味や感想を語り合います。
皆さま受け取る印象も様々で、とても興味深かったです!
毎月第三木曜日の18時半から開催していますので、ぜひご参加下さい。
○今月詠まれた歌
◆はなたれし野火の炎の消えがてにもえ移りゆくもえひろごりぬ
◆フランスの南の海邊丘こえて車馳せしよこの木かげ道
◆峠茶屋おうなは獨富士と向ひ見なれたる目に興もなげなる
◆かた造る人ひたすらにかたつくるアトリエの午後のひぐらしの聲