有斐斎弘道館11月のまとめ(ハイライト)

◆10月21日(土)〜11月5日(日)
京菓子展「手のひらの自然ー小倉百人一首」2017

今年は「小倉百人一首」をテーマに公募し、330名を越える方々からご応募いただきました。
京都市長はじめ8名の審査員の先生方に審査いただきデザイン部門16作品、実作部門32作品を入選作品として決定し、本会場の有斐斎弘道館と別会場である旧三井家下鴨別邸で展示いたしました。
期間中、本会場の弘道館には過去最高となる総勢約1150名の方にお越しいただきました。

 

 

◆11月12日(日)月釜

「炉開き」は、茶の湯においては無事に一年を迎えられたことに感謝するお正月のような行事です。
弘道館では、いつもより多い12席でお濃茶と善哉を召し上がっていただきました。

◆11月18日(土)帯をしる帯をたのしむ

京都の伝統文化を代表する西陣織。13回目となる今回はテーマを「金ーGOLDー」とし、柄箔匠の白井達也さんにお話頂きました。菓子はテーマにちなみ、金箔をあしらったものを召し上がっていただきました。

◆11月19日(日)近世京都学会公開講座
「飛来一閑泉王寺家 ~精神と技術~」

学会でも徳川吉宗公の天体望遠鏡に使われていたことで話題になった「一閑張(いっかんばり)」について、一閑張泉王子家十四代ご当主の尾上瑞宝氏にお話をお伺いするとともに、参加者のみなさまと一閑張の小作品を作成しました。
今回は徳川吉宗が使っていた天体望遠鏡の、実物大の模型をお持ちくださいました。
ワークショップでは、和紙をさまざまな型に貼付けて形成していきます。皆さん思い思いの型を使用して、どんな作品ができるのかどきどきしながら、和紙を重ねていきました。

◆11月20日(月)台湾ご夫婦茶婚式

結婚20周年記念の茶婚式を行うため、お客さまが台湾からご来館されました。
とても素敵なご夫婦で、人生の大事なお祝いをお手伝いさせていただいたことを嬉しく思います。

◆11月22日〜29日

NY在住のフランス人画家、ジャン=マリー・ハッセルさんの絵画展を開催しました。
日本美術に多大な影響を受けたというハッセルさんの作品は弘道館の建物に不思議とマッチしておりました。
お客さまには窓の外の紅葉と合わせて絵画を眺めながら、ゆっくりとお茶をお召し上がっていただきました。

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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