本日、9月7日は、二十四節気の白露(はくろ)です。
昼夜の気温差が大きくなり、
朝方には庭の苔にもしっとりと露ができる頃です。
今日は、お昼前から降り出した雨のおかげで、
静けさがただよっています。
本日も、写真を多めにお届けします。
今日は曇り空ですが、薄い雲を透かして太陽の光が草木まで届いています。
路地は、柔らかい光に包まれ、所々にできた小さな水たまりが美しく反射しています。
足元を見ると笹の光沢と、苔が作り出す複雑な造形が
なんとも言えない対比で、雨のお庭を演出しています。
力強く大きな幹を伸ばす赤松は、見上げるたびに景色が変わります。
曇り空を背景に、自然が描いた水墨画のようです。
いまは、雨脚が少し落ち着いてきました。
お庭の景色は、季節や天候と共に色や姿を変えて、
見る人を楽しませ、もてなしてくれます。
今日、最後の写真は、室内から。
庭の薄い光に照らされて、風炉釜が美しい曲線を見せてくれました。
随時、館内の見学も受付しております。
見学の際、呈茶をご希望の方はお気軽にお申し出くださいませ。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
(写真・文責:亀田)