嵯峨野文化通信 第274号

 嵯峨野文化通信第274号
 伝統文化プロデュース 【連】メールマガジン   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)_________

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)   [嵯峨野文化通信] 第274号
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 伝統文化プロデュース【連】は
 日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
 遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です

     嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します

              毎月1日・15日(月2回)

                   ■VOL:274(2017/8/17)

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                ■□■もくじ■□■

 ■【連】からのお知らせ ーーーーーー京菓子展「手のひらの自然ー小倉百人一首」
                    2017デザイン公募締切間近です!
                   講座のご案内「茶の湯の文化を識る」
                         「信仰からみる京都」   
 ■(連載)『北野の芸能と茶屋』———–百六十九回
 ■[嵯峨野学藝倶楽部]2017年8月 開講講座のお知らせ

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              □■【連】からのお知らせ■□

 ◆京菓子展「手のひらの自然ー小倉百人一首」2017デザイン公募
                              締切間近です!
                             
  京菓子展の締切日が8月31日(木)に迫ってまいりました!
  食べる場や人にあわせて、一つひとつ、意匠がつむぎ出される京菓子。
  テーマや情景を、小さな菓子の世界につくりあげるのに、和歌は大きな役割を果
 たしてきました。小倉百人一首は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍し
 た公家・藤原定家が選んだとされる、100人の歌人の歌です。
  これらの歌をテーマとした京菓子のデザインを募集しています。
  入選した方の作品は、プロの菓子職人さんの手によって制作され、弘道館もしく
 は今年の特別会場である、旧三井家下鴨別邸にて展示いたします!
  皆さまのご応募をお待ちいたしております!

 テーマ:百人一首を通して表現される小さな芸術」
 応募資格:京菓子デザイン部門:京菓子、百人一首、和歌に興味のある方。
      茶席菓子実作部門/工芸菓子部門:自身で茶席菓子/工芸菓子の作品を
      制作できる方。※年齢、国籍、プロ・アマは問わない。
 締 切:2017年8月31日(木)必着

 詳細はコチラ
 https://kodo-kan.com/kyogashi/index.php?kobo

 ◆講座のご案内

「茶の湯の文化を識る」
 日 程:2017年月8月29日(火)
 時 間:13時〜14時30分
 講 師:桐浴 邦夫(建築史家・京都建築専門学校)
 テーマ:建築からみる花街(仮)
 参加費:2000円(茶菓子付き)
  
「信仰からみる京都」
 日 程:2017年月9月9日(土)
 時 間:11時〜12時30分
 講 師:太田 達(立命館大学非常勤講師)
 テーマ:嵯峨野
 参加費:2000円(茶菓子付き)

 
  *上記、催しおよび各種講座のお問い合わせ、お申込みはコチラ
    TEL   :075ー441ー6662
    メール   :kouza@kodo-kan.com
  有斐斎弘道館HP:http://kodo-kan.com

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              ■『北野の芸能と茶屋』■
       
                ー第百六十九回ー
 
  明治27年(1894)5月26日
 ●娼妓のお灸  上七軒遊廓の貸座敷中島よね方抱娼妓鶴来(本名藤田つる二十)は一
 昨夜コツソリ区域外に出て宿泊したと其筋の目に触れ抱主ともども金一圓づゝお灸を
 据らる
                                『日出新聞』
 
  上七軒の娼妓である鶴来こと藤田つるさん(20歳)は、無断で上七軒の外に宿泊
 したため、貸座敷の抱主共々1円の罰金を払わされたという。 
  当時の娼妓さんは外泊が許されなかったのだ。
  しかし、これはあくまでも上七軒での内規のようで、警察沙汰にまで発展するよう
 なものではないらしい。
  それにしても、娼妓のみならず、貸座敷の抱主共々実名まで新聞で公開されてしま
 うとは、当時の遊女芸者の扱われ方も大々的すぎる。
 無断外泊については、寛政年間に作成された『寿仲間の定め』(北野会館所蔵文書)
 にも「一、市中之中宿へ、為一夜とも泊り参り申間敷候事。」とあって、江戸時代か
 ら遊女芸者が廓外へ泊りに行くことは禁じられていたことは、この稿の第92回(
 平成25年12月1日)にも紹介させていただいた。
  風紀の乱れを阻止するための方策は、江戸時代からの定めを守ることであったのだ。

                             

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          □■[8月]嵯峨野学芸倶楽部のお知らせ■□ 

   詳しくはhttp://www.ren-produce.com/sagano/club/ をご覧ください。

  ■茶道教室
 日 程: お問い合わせください。
  講 師:西村宗靖
  場 所: 三壷庵
  ※見学/体験も、随時受付けています。
 
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                ■□■ひとこと■□■
                     
    立秋が過ぎ、涼しく過ごしやすくなってまいりましたね。
    秋の気配に心が弾みます。

  [次回は、2017年9月1日(金)に配信予定です!次回もお楽しみに。]
 
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多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
記事が面白かったら是非、シェアいただけると幸いです。