嵯峨野文化通信第264号
伝統文化プロデュース 【連】メールマガジン  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄) [嵯峨野文化通信] 第264号
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伝統文化プロデュース【連】は
日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です
嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します
毎月1日・15日(月2回)
■VOL:264(2017/3/15)
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■□■もくじ■□■
■【連】からのお知らせ ーーーーーーTOPIC!!
「帯を知る 帯を楽しむ」参加受付中!
有斐斎弘道館 講座・茶会等のご案内
■(連載)『北野の芸能と茶屋』———–第百六十回
■[嵯峨野学藝倶楽部]2017年3月 開講講座のお知らせ
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□■【連】からのお知らせ■□
◆TOPIC!!
催し「第12回 帯を知る 帯を楽しむ」参加申込受付中!
12回目となる人気企画。今回のテーマは「染めの織物 繍いの織物」。
西陣織は、高い技術を背景に染物や刺繍の技法やその技法で表現された文様や柄を
どん欲に取り込み織物で再現してきました。それらの一部を、ご覧いただくこと
ができます。高い技術で手間暇をかけて織り上げられた西陣織は、まるで美術品。
そんな西陣織の逸品の本当の良さを売買を通じてではなく、単純に見て触れて楽し
んでいただき、より多くの人に知っていただきたいと思います。
今回は、大変好評の帯の試着会もございます。気になるあの織屋の帯を締めて庭で
記念撮影してみませんか。西陣織の専門的なお話を聞いて、お茶を一服。
普段は聞くことのできない素朴な疑問にも、職人の方が答えてくださいます。
心ゆくまで西陣織をお楽しみください。
「第12回 帯を知る 帯を楽しむ」実施概要
開催日:2017年4月9日(日)
時 間:11時〜17時
(座談会『西陣織における絣』は11時〜と14時〜)
会 費:一般2000円/学生1000円(呈茶付)
主 催:京の帯処西陣屋
共 催:公益財団法人 有斐斎弘道館
◆講座・茶会のご案内
■講座「能あそび」
日 程:2017年3月17日(金)
テーマ:復曲『吉備津宮』
講 師:林宗一郎氏(観世流シテ方能楽師)
ゲスト:松岡心平氏(東京大学教授)
時 間:18時半〜20時(18時より呈茶あり)
費 用:3000円(テーマにちなんだお菓子と抹茶付)
■講座 「皆川淇園を読む」
日 程:2017年3月19日(日)
テーマ:禿鷲頭顱由来記
時 間:14時〜16時
講 師:松田清氏(京都大学名誉教授)
費 用:一般2000円/学生1000円(25歳以下/要学生証提示)
(但し、近世京都学会会員は無料)
*上記各種講座・茶会等のお問い合わせ、お申込みはコチラ
TEL :075ー441ー6662
メール :kouza@kodo-kan.com
有斐斎弘道館HP: http://kodo-kan.com
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■『北野の芸能と茶屋』■
井上 年和
第160回 (平成29年3月15日 第264号)
昭和12年(1937)3月
最近筆者の見聞した上七軒総ての状況 全廓一丸となって大発展(その7)
尚上七軒の年中行事と極つた秋の豊国詣、彼の古代の扮装で洛東豊国神社に芸者の参
拝、是も是非実行せねばなるまい、何うやら準備が進められてゐる様子、何分一方に
演舞場の建築もあり、何かと忙しいその中を、男女役員が土地繁栄の為めに種々協議
を凝らして居る、殊に十一月に演舞場を竣成させ、十二月に温習会を催さんとの予定
でもあり重ね重ね大抵の事ではないと察する
『技芸倶楽部15巻3号』
上七軒廓の豊国詣は、昭和11年に「北野大茶湯350年記念」として開催され、北野倶
楽部における大茶会前日にみたらし団子献納のため、桃山時代の上ろう風俗7人、同侍
女風俗10人、其他総勢43人で豊国神社へ参拝したものである。この時の詳細な様子は
当メルマガ第151回(平成28年9月2日 第252号)でも紹介させていただいた。
この豊国詣を年中行事として毎年恒例化しようとする動きがあったようだ。
ただし、盆踊りなどの行事も開催し、おまけに歌舞練場の改築工事も同時に行い、温
習会を開催しようとしていたのだから、役員方のご苦労は並大抵のものではなかった
であろう。
上七軒を盛り上げようとする気概は判るが、あまりにもいろいろなことを一遍にやろ
うとして、パンクしてしまわなかったであろうか?
しかし、この様な気概がなければ今日のような上七軒は存在していなかったかもしれ
ない。
気概…まさに“人“の力が伝統を継承し、新しい未来へと繋いでいたのだ。
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□■嵯峨野学芸倶楽部からのお知らせ■□
詳しくはhttp://www.ren-produce.com/sagano/club/ をご覧ください。
■茶道教室
日 程:水曜日コース・・・3月22・29日
日 曜 日・・・3月26日
祝 ・ 月・・・3月20日
場 所:嵯峨野三壷庵
※見学/体験も、随時受付けています。
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■□■ひとこと■□■
弘道館のお庭の桜の蕾が、ぷくっとふくらんできました。
初春の風を感じながら、お茶を一服。
そんな春の贅沢が味わえるのも、弘道館の魅力なのです。
[次回は、2017年4月1日(日)に配信予定です!次回もお楽しみに。]
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