嵯峨野文化通信 第240回

 伝統文化プロデュース 【連】メールマガジン   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)_________

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)   [嵯峨野文化通信] 第240号
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 伝統文化プロデュース【連】は
 日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
 遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です

     嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します

              毎月1日・15日(月2回)

                    ■VOL:240(2016/2/18)

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                 ■□■もくじ■□■
  ■新年のご挨拶
  ■【連】からのお知らせ ——- 弘道館講座のご案内
                 有斐斎弘道館「月釜」のお知らせ
        「能あそび」2016年のご案内
                          
  ■(連載)『北野の芸能と茶屋』——————– 第百三十九回
  ■[嵯峨野学藝倶楽部]2月開講講座のお知らせ

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              □■【連】からのお知らせ■□

 ■弘道館講座のご案内

 京文化教養講座2「茶の湯の文化を識る」

 日 程:2月23日(火)
 時 間:13時~14時30分(90分)
 講 師:桐浴 邦夫(建築史家・京都建築専門学校)
 テーマ:「近代数寄屋の一側面〜「あさが来た」「マッサン」そして「ごちそうさ
     ん」を繋ぐもの」
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)

 英語で伝統文化「茶道編」~BOOK OF TEAをよむ~

 日 程:2月23日(火)
 時 間:18時30分~20時(90分)
 講 師:田中 朝子(通訳翻訳家)
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)

 京文化教養講座1「信仰からみる京都」

 日 程:3月5日(火)
 時 間:13時~14時30分(90分)
 講 師:太田 達(立命館大学非常勤講師)
 テーマ:「大原 京のこもりく」
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)

 詳しくはコチラ
 http://kodo-kan.com/seminar.html

 お問い合わせ、お申込はコチラ
 TEL :075ー441ー6662
 MAIL:kouza@kodo-kan.com

 ■有斐斎弘道館「月釜」のお知らせ

  7年前から始めてきた「月釜」も、第6期目を迎えました。
  弘道館の「月釜」は、毎回趣向を凝らしたさまざまな内容で開催しております。
  3月は、空きのあるお席が数席ございます。お誘い合わせのうえ、ぜひご参加
 ください。

 日 程:3月6日(日)
 時 間:10時、11時、15時
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:3,000円
 
 お問い合わせはコチラ
 TEL :075ー441ー6662
 MAIL:tea@kodo-kan.com
 

 ■「能あそび」2016年のご案内

  江戸時代の京の人々の教養のひとつであった〈能〉の世界について、能を楽しみ
 ながら理解を深めていくべく、講座「能あそび」を展開してまいりました。
  2016年は、能の舞台をこなす上で欠かすことのできない、装束や面など、能
 を支える技術とその伝承について探ってみたいと思います。
  「道明寺」をひとつの焦点とし、進めてまいります。数ある能の曲のなかでも大
 曲であり、見所も満載!そんな見せ場のひとつ「乱拍子」について理解を深めてい
 ただくスペシャルコーナーも。
  また、素謡で「道明寺」をお楽しみいただくなど、多彩に展開いたします。
  どうぞお楽しみに!

  1月22日(金)「面を知る」
         ゲスト:見市泰男氏(能面打)
  3月18日(金)「素謡を楽しむ」
         ゲスト:有松良一(高安流ワキ方)、茂山逸平(大蔵流狂言方)
  5月20日(金)「謡本を楽しむ」
         ゲスト:檜常正(檜書店)、小辰恭子(檜書店)
  7月22日(金)「装束を知る」
         ゲスト:佐々木洋次(佐々木能装束 四代)
             筒井謙丞(佐々木能装束)
  9月16日(金)「扇を知る」
         ゲスト:福井藤次郎(十松屋福井扇 十六代)
  11月18日(金)「拍子を知る」
         ゲスト:大倉源次郎(大倉流小鼓方十六世宗家)

 時 間:18時~20時(18時より呈茶)
 講 師:林宗一郎(観世流能楽師)
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:3,000円(生菓子、抹茶付)

 詳しくはコチラ
 http://kodo-kan.com/event.html

 お問い合わせ、お申込はコチラ
 TEL :075ー441ー6662
 MAIL:kouza@kodo-kan.com

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              ■『北野の芸能と茶屋』■

                 -第百四十一回-
                                井上 年和
  大正15年(1926)12月
  上七軒温習会 万十生
 独り舞踊ばかりではない聲曲にあっては上七軒の芸妓は熱心錬磨に努めてゐる、此
は今に始まったことではない、ズッと昔からの慣習となってゐる。そして夫を少しも
鼻に見せない、俗にいふえらさうにせない、其処に上七軒芸妓の美的が具はってゐる
のである。
 鼻にかけず=えらさうにせず=何処までも謙遜で打通すのが上七軒遊廓全体の特徴
である。
                          『技芸倶楽部4巻12号』

 万十生さんによる温習会のレポートである。
 
 上七軒の芸妓は躍りばかりでなく聲曲(主に三味線音楽)にも昔から熱心であった
という。そして、それを「鼻にかけず」、「えらそうにせず」、「どこまでも謙虚で
ある」と言うのである。
 今もよその花街に比べてツンとした態度を取らずに親しみやすいと言われているが
、この当時から上七軒は気軽に馴染みやすい風潮があったようだ。

  いつの頃からは判らないが、これも「ズッと昔からの慣習」であったようで、技芸
 に熱心で親しみやすい上七軒の美的風潮は、これからも永遠に引き継がれていくに違
 いない。

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        □■[嵯峨野学藝倶楽部] 2月開講講座のお知らせ■□

   詳しくはhttp://www.ren-produce.com/sagano/club/ をご覧ください。

 ■「茶道教室(水曜日 コース)」
  日 程:2月17日、24日
  時 間:9時~14時(ご都合の良い時間にお越しください)
  講 師:西村 宗靖・太田 宗達
  場 所:嵯峨野三壷庵
  ※見学/体験も、随時受付けています。

 ■「茶道教室(土、日曜日 コース)」
  日 程:2月21日、28日(日)
  時 間:9時~18時(ご都合の良い時間にお越しください)
  講 師:西村 宗靖・太田 宗達
  場 所:嵯峨野三壷庵
  ※見学/体験も、随時受付けています。

 ■「うたことば研究会」

  ただいま休講中です。
  再開日が決定次第お知らせいたします。

 ■「今様・白拍子教室」
  日 程:お問い合わせください。
  場 所:嵯峨野三壷庵
  時 間:13時~14時30分
  講 師:石原 さつき
  ※見学/体験も、随時受付けています。
   性別・年齢・経験は問いません。
  今様のお問い合わせ、お申し込み、見学はコチラまで→info@imayou.jp
   URL:http://www.ren-produce.com/sagano/club/

  お問合せ・お申込みはコチラまで→sagano@ren-produce.com

  URL:http://www.ren-produce.com/sagano/club/

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                ■□■ひとこと■□■

      まだまだ寒さは残りますが、気分は春に向かっております。
      早く暖かくなりますように。

     [次回は、3月1日(火)に配信予定です!次回もお楽しみに。]

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多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
記事が面白かったら是非、シェアいただけると幸いです。