伝統文化プロデュース 【連】メールマガジン  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄) [嵯峨野文化通信] 第219号
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伝統文化プロデュース【連】は
日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です
嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します
毎月1日・15日(月2回)
■VOL:219(2015/3/16)
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■□■もくじ■□■
■【連】からのお知らせ —– 宗一郎「能あそび」のご案内
弘道館講座のご案内
「春の茶事を」開催します
「土御門ことばあそび」の誘い
「吉坊のゆらり咄」のご案内
■(連載)『北野の芸能と茶屋』———————– 第百二十二回
■(連載)『淇園とその仲間たち』———————– 第十一回
■[嵯峨野学藝倶楽部]3月開講講座のお知らせ
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□■【連】からのお知らせ■□
■宗一郎「能あそび」のご案内
室町時代に誕生し、今も生き続けている能の世界をさまざまな角度から「あそぶ
」ワークショップです。
2015年は、シテ、ワキ、狂言、囃子方の方々をゲストに、それぞれの役割と
魅力を学びます。また、能舞台について学ぶ、作り物をつくる、能の演出方法を知
るなど、多彩な内容でお送りいたします。
ご参加をお待ちしております!
日 時:2015年3月20日(金)
時 間:18時30分~20時(90分)
※18時より呈茶あり
講 師:林 宗一郎(能楽師)
場 所:有斐斎弘道館
ゲスト:有松 遼一(高安流ワキ方)
参加費:3,000円(生菓子、抹茶付き)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/event.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■弘道館講座のご案内
京文化教養講座2「茶の湯の文化を識る」
日 時:3月26日(木)
時 間:13時~14時30分(90分)
講 師:太田 宗達(立命館大学非常勤講師)
テーマ:「信長と秀吉」
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
英語で伝統文化「茶道編」~BOOK OF TEAをよむ~
日 時:3月26日(木)
時 間:18時30分~20時(90分)
講 師:田中 朝子(通訳翻訳家)
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/seminar.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■「春の茶事」を開催します。
「少女子が かざしの桜咲きにけり 袖振る山にかかる白雲」
春と秋に開催している、弘道館の「「正午の茶事」のご案内です。
現在、最終日のみお席に空きがございます。春の訪れを茶事で楽しみませんか。
ご参加お待ちしております。
日 時:2015年4月5日(日)
時 間:11時席入り
場 所:有斐斎弘道館
参加費:25,000円
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/tea.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:tea@kodo-kan.com
■「土御門ことばあそび」への誘い
かつて日本人の教養ベースには和歌があり、俳諧・俳句がありました。
和歌、それにつらなる近現代和歌は1300年、俳諧・俳句は600年余りの歴
史をもち、またいずれも茶道をはじめ他の日本の伝統文化とも密接な関わりがあり
ます。
この講座は和歌・短歌、俳句の垣根をこえて、楽しみながら学んでみようという
試みです。歌づくりが初めての方もお気軽にご参加ください。
日 時:2015年4月5日(日)
時 間:15時〜17時
※14時半受付開始
内 容:1、レクチャー「句会の魅力」講師:塩見恵介氏
2、句会
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(茶菓子つき)
※学生1,000円/要学生証提示
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/event.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■「吉坊のゆらり咄」のご案内
江戸時代の人々が楽しんだ、落語と芝居の世界に浸る春の宵。
若手落語家・桂吉坊さんの落語を、和ろうそくの灯りのもとでたのしみませんか。
第二部の、桂吉坊さんと木ノ下裕一さんの楽しいトークもお楽しみに!
ご参加お待ちしています!
日 時:2015年4月12日(日)
時 間:18時開演(17時30分開場)
内 容:第1部、落語「猫の忠信」
第2部、芝居トーク「義経千本桜を語る!」
出 演:桂 吉坊(落語家)
木ノ下 裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
場 所:有斐斎弘道館
参加費:3,500円(茶菓子つき)
※学生2,000円/要学生証提示
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/event.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
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■『北野の芸能と茶屋』■
-第百二十二回-
井上 年和
明治十四年(1881) 上七軒女紅場規則(その5)
「取締方法
第壱条
一、役員交代ハ、半年毎ニ其半数ヲ、関係営某者ノ投票ヲ以テ撰挙シ、取締以下
立会ノ上、多数ヲ以テ決任ス。
但、役員ハ、前役ノ者ヲ再撰スルモ妨ナシ。
第弐条
一、取締人以下役員タル者エハ、相当ノ給料ヲ与フヘシ。
第三条
一、取締、勘定掛、庶務掛、関孫人、総代等ハ日勤タルヘシ。」
『京都府庁文書』
取締方法についての規則である。
役員は選挙で決められ再選可能で、取締と役員には給料が与えられ、取締、勘定
掛、庶務掛、関係人、総代等は日勤であるという。
日勤とは辞書によると「1毎日出勤すること。2 夜勤に対して昼間の勤務。」とあ
るが、この時代にどちらの意味で用いられていたのかわからない。
しかし、次回にご紹介させていただくが、授業は午後3時までとなっているので、
おそらく昼間の勤務ということであろう。夕方からはそれぞれの茶屋の営業もある
ので、女紅場の運営は昼間のみであったと思われる。
選挙で長を選ぶという民主的な制度が早くも女紅場にまで広まっていて、花街も
社会の変化に応じた体制を受け入れながら存続していくのである。
■『淇園とその仲間たち』■
ー第十一回ー
勝冶 真美
儒学者・皆川淇園が1806年に設立した学問所「弘道館」。
そこに通い、学んだ門人は名前が分かっているだけでも1300人を超え、一説
には3000人とも言われています。淇園の門人には医学に関わるものが多いのが
特徴で、「最後の儒医」と言われる百々俊徳(1774~1839)、上方蘭方医
の祖・小石元 俊(1743ー1808)らも淇園に学んでいいます。典薬寮医官
(官人への医療や医療関係者の養成、薬園等の管理を行う)・北小路貞隆の養子で
儒学者であった北小路竹窓も淇園の門人のひとりです。彼は淇園の元で学んだ後、
庶民教育機関である「教諭所」を設立し、京都の人々の教育に大きな貢献をしまし
た。
淇園の教育は門人たちを通して脈々と受け継がれているのです。
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□■[嵯峨野学藝倶楽部] 3月開講講座のお知らせ■□
詳しくは、 http://www.ren-produce.com/sagano/club/をご覧ください。
■「茶道教室(水曜日 コース)」
日程:3月11、18、25 日(水)
場所:嵯峨野三壷庵
時間:9時~15時(ご都合の良い時間にお越しください)
講師:西村 宗靖・太田 宗達
※見学/体験も、随時受付けています。
■「茶道教室(土曜日 コース)」
日時:3月14、21、28日(土)
場所:嵯峨野三壷庵
時間:10時~19時(ご都合の良い時間にお越しください)
講師:西村 宗靖・太田 宗達
※見学/体験も、随時受付けています。
■「うたことば研究会」
ただいま休講中です。
再開日が決定次第お知らせいたします。
お問合せ・お申込みはコチラまで→sagano@ren-produce.com
■「今様・白拍子教室」
日程:3月14日(土)
※その他の日程 は個人稽古につき、お問い合わせください。
場所:嵯峨野三壷庵
時間:13時~14時30分
講師:石原 さつき
※見学/体験も、随時受付けています。
性別・年齢・経験は問いません。
今様のお問い合わせ、お申し込み、見学はコチラまで→info@imayou.jp
URL:http://www.ren-produce.com/sagano/club/
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■□■ひとこと■□■
梅が見頃となっていますね。
弘道館の裏庭にも、今年梅が仲間入りしました。とてもかわいいです。
[次回は、4月1日(水)に配信予定です!次回もお楽しみに。]
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