嵯峨野文化通信 第207号

伝統文化プロデュース【連】メールマガジン   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)__________

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)   [嵯峨野文化通信] 第207号
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 伝統文化プロデュース【連】は
 日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
 遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です

     嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します

              毎月1日・15日(月2回)

                   ■VOL:207(2014/9/17)

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                  ■□■もくじ■□■

  ■【連】からのお知らせ —— 「土御門短歌合」を開催します!
弘道館文化講座のお知らせ
                「秋の茶事」への誘い
                実践講座「江戸時代の〈教養〉を考える」
                                 のご案内
                和菓子作品を公募します!  
  ■(連載)『北野の芸能と茶屋』———————– 第百十回 
  ■(連載)『淇園とその仲間たち』——————— 第八回 
  ■[嵯峨野学藝倶楽部]9月開講講座のお知らせ

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              □■【連】からのお知らせ■□ 

 ■「土御門短歌合」を開催します!

  歌を詠む楽しさを短歌ではじめてみませんか。
  かつて日本人の教養のベースには和歌がありました。
  歌合(うたあわせ)は歌人を左右に分け、それぞれの詠んだ歌の優劣を決める遊
 びで、平安から鎌倉期にかけて盛んに行われました。この歌合を現代短歌で試みま
 す!
  今回のテーマは「月」です。今の時代を月に託して和歌に詠んでみませんか。 
  サポートやアドバイスもありますので、初心者の方もお気軽にご参加ください!

 土御門 短歌合〜和歌と短歌の出逢い〜季秋の巻   
 題 詠:「月」
 日 時:9月28日(日)13時〜15時
 内 容:13時〜    短歌実作
      13時15分〜 勉強会「官中における歌合」
              講師:植山俊宏
           (京都教育大学教授・歌人)
     13時15分〜 歌合
 場 所:有斐斎 弘道館
 参加費:2,000円(学生1,000円※要学生証提示)
 
 詳しくはコチラ
 http://kodo-kan.com/event.html
  
 お問い合わせ、お申込はコチラ
 TEL :075ー441ー6662
 MAIL:kouza@kodo-kan.com
 

 ■弘道館文化講座のお知らせ
 
 京文化教養講座2「茶の湯の文化を識る」

 日 時:9月25日(木)
 時 間:13時~14時30分(90分)
 テーマ:「懐石具の塗りもの」
 講 師:西村 穀(京漆「象彦」代表取締役社長)
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)

 英語で伝統文化「茶道編」~BOOK OF TEAをよむ~

 日 時:9月25日(木)
 時 間:18時30分~20時(90分)
 講 師:田中 朝子(通訳翻訳家)
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)

 京文化教養講座1「信仰からみる京都」

 日 時:10月11日(土)
 時 間:11時~12時30分(90分)
 テーマ:清水寺「京中の南部」
 講 師:太田 達(立命館大学非常勤講師)
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)

 詳しくはコチラ
 http://kodo-kan.com/seminar.html
 
 お問い合わせ、お申込はコチラ
 TEL :075ー441ー6662
 MAIL:kouza@kodo-kan.com

 ■「秋の茶事」への誘い

  白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける
                                文屋朝康
  夏も過ぎ、秋の気配を感じるようになりました。
  柿の実が色づきだした弘道館から、正午の茶事へのお誘いです。お一人さまでも
 お気軽にご参加ください。
  
 日 時:10月4日(土)、5日(日)
 時 間:11時席入り
 参加費:25,000円
 場 所:有斐斎 弘道館

 詳しくはコチラ
 http://kodo-kan.com/tea.html
 

 お問い合わせ、お申込はコチラ
 TEL :075ー441ー6662
 MAIL:tea@kodo-kan.com

 

 ■実践講座「江戸時代の〈教養〉を考える」のご案内

  江戸時代の教養である「茶」と「謡」を学びませんか。
  第一部では千利休から宗旦へと語り継がれた茶の湯の逸話が書きとどめられた「
 茶話指月集」を読み下し、第二部は「謡」を行います!
  謡では能楽師の林宗一郎氏を迎え、実際に皆で声の出し方から学びます。
  歌は苦手という方や経験は全くないという方でも、ぜひ一度体験をお勧めします。
  
  声に出して詠むこと、謡うこと、見ているだけでは分からない世界があります。
  お気軽にご参加ください! 
 
 日 時:10月26日(日)
 時 間:16時30分~19時
 場 所:有斐斎弘道館
 内 容:第一部 勉強会「『茶話指月集』をよむ
     (リーダー 濱崎加奈子、太田達)
     第二部 実践「お謡をうたってみよう」
     (講師 林宗一郎〈能楽師〉)
 参加費:3,000円(第一部のみ、第二部のみの場合は一部2,000円)
     ※学割あり(2,000円/第一部のみ、第二部のみの場合は1,000円)

 詳しくはコチラ
 http://kodo-kan.com/seminar.html

 お問い合わせ、お申込はコチラ
 TEL :075ー441ー6662
 MAIL:kouza@kodo-kan.com

 ■和菓子作品を公募します!  

  毎年、弘道館にて開催する「京菓子展」にて、本年より一般の方も参加できるよ
 うになりました!
  本展では改めて琳派と京菓子の関わりを考えるとともに、人間の手から生み出さ
 れる自然という古くて新しい主題に取り組みます。
  絵を描くのか好きな方、京菓子を食べるのが好きな方、和菓子局人に限らず、ど
 なたでもご応募いただけます。皆さまの挑戦をお待ちしております!

 募集内容:デザイン審査部門・和菓子デザイン画
      和菓子審査部門・和菓子作品
 デーマ:「琳派の花鳥風月」

 審査員:冷泉為人(財団法人 冷泉家時雨亭文庫理事長)
     富永茂樹(京都大学教授、京都芸術センター館長) 
     廣瀬千紗子(同志社女子大学特任教授)
     杉本節子(料理研究家、公益財団法人 奈良屋記念杉本家保存会
                            常務理事兼事務局長)
     濱崎加奈子(専修大学准教授、有斐斎弘道館館長)
  賞 :大賞(各部門より1点ずつ選出)
     ・「手のひらの自然ー京菓子と琳派」展へ出品
      (デザイン審査部門はデザイン画より職人が和菓子を制作)
     ・有斐斎弘道館にて個展開催(時期、内容は相談のうえ決定)又は、制作
      した和菓子を用いた茶会の開催
     入賞(各部門より数点ずつ選出)
     ・「手のひらの自然ー京菓子と琳派」展への出品
      (デザイン審査部門はデザイン画より職人が和菓子を制作)
 応募締切:2014年9月30日(火)必着
 審査結果:2014年10月中旬頃に郵送にて応募者全員に通知します。
 応募方法:応募用紙、和菓子作品の写真(デザイン審査部門はデザイン画)をA4
      用紙に貼り付けて下記応募先まで郵送にて送付。
      別途資料がある場合はA4で3枚まで添付可。E-mail等では受付いたし
      ません。
 その他:※作品は会期中(10日間)展示します。腐食等の恐れがある場合は複数
      個制作するなどの対応をお願いする場合があります。
     ※デザイン審査部門の入選者は、デザイン画をもとに職人が和菓子を制作
      します。制作過程では打ち合わせを行いますが、最終的には技術的な
      判断のもとで職人が制作を行います。

 応募、問い合わせはコチラ
 TEL :075ー441ー6662
 MAIL:kouza@kodo-kan.com

 公益財団法人 有斐斎弘道館
 〒602ー8006
 京都市上京区上長者町通新町東入る元土御門町524ー1

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               ■『北野の芸能と茶屋』■
                  
                  ー第百十回ー
                                井上 年和
  文久三年(1863)
  「一 上七軒御輿江酒二升為持遣ス事、尤樽目代ハ下ケ札」
                       『北野社関係文書・同社家文書』

  上七軒で御神輿があり、北野社からお酒を2升与えたようだ。御神輿と言えば神
 社のお祭りで出すものであると思うが、上七軒の御神輿とはどの様なものであった
 のだろうか。

  あるいは北野祭の際に上七軒からも御輿を出していたのかもしれない。

  宝永六年(1709)頃からは北野社東門前で盆踊りを開催し、寛政九年(17
 97)からは北野社祭事の際に練り物を始めるなど、上七軒は北野社との繋がりを
 深めながら発展に尽くしていったのだ。

               ■『淇園とその仲間たち』■
                  
                  ー第八回ー
                                勝冶 真美

  今回は淇園の一風変わった逸話をご紹介します。文化元年、近江国滋賀郡南条村
 の農民が竜の骨を掘り出しました。
  農民はこれを膳所藩主に献上。その地名を「竜谷」と改めます。翌年、藩主は淇
 園に竜骨の詩を求め、その図を写生することを相談します。そこで淇園は友人の画
 師上田耕夫と膳所に赴き、耕夫に写生をさせ自身は賛をしるします。
  「龍骨之図」としてみることができるその図は確かに龍の頭部のよう。もちろん
 これは実際には龍ではな く、トウヨウゾウ、もしくはナウマンゾウなのですが、当
 時この骨の出土はよほどの衝撃をもって受け止められたのでしょう。図では上顎と
 下顎の骨を うまく組み合わせていて今見ても龍の神秘的な雰囲気が伝わってきます
 。
  今淇園と耕夫が真実を知ったらきっと驚くでしょうね。
 
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        □■[嵯峨野学藝倶楽部] 9月開講講座のお知らせ■□

   詳しくは、 http://www.ren-produce.com/sagano/club/をご覧ください。

 ■「茶道教室(水曜日コース)」
  日程:9月10、24日(水)
  場所:嵯峨野三壷庵
  時間:10時~19時(ご都合の良い時間にお越しください)
  講師:西村 宗靖・太田 宗達
  ※見学/体験も、随時受付けています。

 ■「茶道教室(土曜日コース)」
  日時:9月7日(日)13、27日(土)
  場所:嵯峨野三壷庵
  時間:10時~19時(ご都合の良い時間にお越しください)
  講師:西村 宗靖・太田 宗達
  ※見学/体験も、随時受付けています。

 ■「うたことば研究会」

  ただいま休講中です。
  再開日が決定次第お知らせいたします。

  お問合せ・お申込みはコチラまで→sagano@ren-produce.com

 
 ■「今様・白拍子教室」
  日程:9月6日(土)
     ※その他の日程は個人稽古につき、お問い合わせください。
  場所:嵯峨野三壷庵
  時間:13時~14時30分
  講師:石原 さつき
  ※見学/体験も、随時受付けています。
   性別・年齢・経験は問いません。
  今様のお問い合わせ、お申し込み、見学はコチラまで→ info@imayou.jp
 
  URL:http://www.ren-produce.com/sagano/club/

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               ■□■ひとこと■□■
    
     最近一気に涼しくなり、秋の香りを感じるようになりました。
     秋のさまざまな楽しみが待ち遠しいですね。 
 
   
    [次回は、10月1日(水)に配信予定です!次回もお楽しみに。]

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多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
記事が面白かったら是非、シェアいただけると幸いです。