伝統文化プロデュース 【連】メールマガジン  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄) [嵯峨野文化通信] 第220号
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伝統文化プロデュース【連】は
日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です
嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します
毎月1日・15日(月2回)
■VOL:220(2015/4/2)
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■□■もくじ■□■
■【連】からのお知らせ —– 「土御門ことばあそび」の誘い
「吉坊のゆらり咄」のご案内
弘道館講座のご案内
「信仰から見る京都〜特別編〜」のご案内
「KYOTO GRAPHIE」が始まります!
■(連載)『ニッポン城郭物語』———————– 第百七幕
■(連載)『北野の芸能と茶屋』———————– 第百二十三回
■[嵯峨野学藝倶楽部]4月開講講座のお知らせ
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□■【連】からのお知らせ■□
■「土御門ことばあそび」への誘い
かつて日本人の教養ベースには和歌があり、俳諧・俳句がありました。
和歌、それにつらなる近現代和歌は1300年、俳諧・俳句は600年余りの歴
史をもち、またいずれも茶道をはじめ他の日本の伝統文化とも密接な関わりがあり
ます。
この講座は和歌・短歌、俳句の垣根をこえて、楽しみながら学んでみようという
試みです。歌づくりが初めての方もお気軽にご参加ください。
日 時:2015年4月5日(日)
時 間:15時~17時
※14時半受付開始
内 容:1、レクチャー「句会の魅力」講師:塩見恵介氏
2、句会
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(茶菓子つき)
※学生1,000円/要学生証提示
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/event.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■「吉坊のゆらり咄」のご案内
江戸時代の人々が楽しんだ、落語と芝居の世界に浸る春の宵。
若手落語家・桂吉坊さんの落語を、和ろうそくの灯りのもとでたのしみませんか。
第二部の、桂吉坊さんと木ノ下裕一さんの楽しいトークもお楽しみに!
ご参加お待ちしています!
日 時:2015年4月12日(日)
時 間:18時開演(17時30分開場)
内 容:第1部、落語「猫の忠信」
第2部、芝居トーク「義経千本桜を語る!」
出 演:桂 吉坊(落語家)
木ノ下 裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
場 所:有斐斎弘道館
参加費:3,500円(茶菓子つき)
※学生2,000円/要学生証提示
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/event.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■弘道館講座のご案内
京文化教養講座2「茶の湯の文化を識る」
日 時:4月16日(木)
時 間:13時~14時30分(90分)
講 師:太田 宗達(立命館大学非常勤講師)
テーマ:「古田織部」
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
英語で伝統文化「茶道編」~BOOK OF TEAをよむ~
日 時:4月16日(木)
時 間:18時30分~20時(90分)
講 師:田中 朝子(通訳翻訳家)
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/seminar.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■京文化教養講座1「信仰から見る京都〜特別編〜」のご案内
毎月弘道館にて開催している、定例講座の街歩き編です!
北野についてのお話のあと、千本釈迦堂から上七軒歌舞練場まで、歩きながらま
なぶ講座です。
講座修了後は、歌舞練場にてランチをご一緒しましょう。ご希望の方は、あわせ
てご予約ください。(実費・自由参加)
日 時:2015年4月18日(土)
時 間:11時〜12時30分(90分)
講 師:太田 達(立命館大学非常勤講師)
テーマ:「門前と花街」
場 所:老松 北野店(集合場所)
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/seminar.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■「KYOTO GRAPHIE」が始まります!
第3回目となる、京都を舞台に開催される国際写真祭「KYOTO GRAPHIE」に、
展示会場として弘道館も参加します。
今年のテーマは「TRIBEーあなたはどこにいるのか?」。
展示期間内には、作品とコラボレーションした茶会やトークイベントなども開催
予定です。京都市内14カ所で展示されますので、併せてどうぞ。
ご来館をお待ちしています。
日 時:2015年4月18日(土)〜5月10日(日)
時 間:10時〜17時
入場料:500円(別途500円で呈茶あり)
詳しくはコチラ(KYOTO GRAPHIE HP)
http://www.kyotographie.jp/2015portal
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
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■『ニッポン城郭物語』■
ー第百七幕ー
梅原 和久
2月15日号で紹介した「元離宮二条城東側空間整備基本計画」の意見募集期間
は、2月いっぱいで終了し、その結果については京都市議会に報告された後、3月
25日に開催された第12回京都市元離宮二条城保存整備委員会において、今後の
方向性が確認されたようだ。
もちろん私も意見を出したのだが、この基本計画だけの意見というのも物足らな
かったので、この際、日頃から考えていることを別に意見書としてまとめて、二条
城事務所に送ることにした。折角なので、ここでその内容を少し紹介したい。
まず最初は、城内の案内についての意見から。
○解説板の設置及び記載事項の充実
現在の二条城の案内板は非常にお粗末なもので、単に建築物の名前が書かれてい
る程度であり、現存建築物かそうでないかすら分からない状態である。建物や歴史
的背景の解説はもちろんのこと、復元された建物、移築されたものについても事実
を明確に記載すること、更には、古写真やCG、絵等も適宜掲載することで、かつ
ての偉容をイメージしやすくするように求めた。また、現在はほとんどない外国語
表記についても、最低限英中韓の3カ国語が必要ではないか、とした。
○二条城の新しい楽しみ方を提案
単なる建物案内にとどまらず、これまでにこのメルマガでもご紹介したような新
しい見方を紹介するコースを設定してはどうか、というもの。
例えば、「葵の紋を探せ!」。徳川幕府の西国拠点だった二条城は、当然ながら
葵の紋で埋め尽くされていた。しかし、明治時代に二条離宮となったときに、葵の
紋は基本的に天皇家の菊の紋に改められた。付け替えられなかったところでも、葵
の紋だけが削り落とされた瓦も数多く存在する。それでも、変えそびれた(?)と
ころもある。それを見つけよう、という趣旨のもの。
また、二条城は城門として使われるほぼ全ての形式の門が現存していることから
、それらを制覇するコース、更には、京都府庁だった時代の痕跡を辿るコースなど
も考えてみた。
他にも、江戸時代の二条城勤めの役人の生活の痕跡を辿るコースや、城内の隠れ
た名所(台所、米蔵、旧二条城の石垣、平安宮関連遺跡等)を巡るコースなども提
案してみた。
○二の丸庭園の鑑賞ポイント追加
現在は、園内の通路から一方向だけを眺めるというルートとなっているが、後水
尾天皇が行幸時にご覧になった庭園の南側にも鑑賞ポイントを設置すること、更に
、庭園は本来御殿から眺めるものであることから、場所や時期を限定しても良いの
で、二の丸御殿の障子を開け放つことを提案した。
次に、イベントについて。維持費・修繕費を捻出するための収益を上げるには、
イベントを打つことが必須である。今年行われたアートアクアリウムは大盛況だっ
たし、二の丸庭園で行われたオペラも成功したようだ。ただ、これらはいずれも、
二条城本来の魅力を活かしたものだとは思えない。よその城でやっているような、
武将コスプレ、忍者や時代劇などといったものを中心に置くのは論外であり、世界
遺産二条城ならではのものを考えるべき、という趣旨の提案である。
大規模イベントとして考えたのは、2017年の大政奉還150年祭と、11年
後にやってくる寛永行幸400年祭。
職員の方と話したところ、大政奉還150年については、市長自身の発案で、何
かやることは決まっているらしい。ただ、私が最も力を入れて提案するのは寛永行
幸400年である。こちらは京都市としてもノーマークだったようで、大いに乗り
気になっていただいた。既に長くなってしまったので、今回はこの辺で。
■『北野の芸能と茶屋』■
-第百二十三回-
井上 年和
明治十四年(1881) 上七軒女紅場規則(その6)
「第四条
一、授業中ハ、役員ノ外男子ハ、教場へ入ル事ヲ不許。
第五条
一、授業師ハ、其職ノ妙手ヲ撰ヒ雇ヒ入ルヽ事ナレハ、 他町村ノ者ニテモ妨
ナシ。
『京都府庁文書』
女紅場では授業中、役員を除き男子が教場へ入ることはできないという。
授業を受けているものは、芸妓や娼妓であって、女子に教養を身につけることを
目的とした女紅場では変な雑念が混じることは当然禁止されていたのである。
また、授業師はその職の「妙手」であれば、他の町村のものでもかまわないとい
う。上七軒だけで裁縫、押絵、女礼、タンツー、習宇、算術、読本等の科目を教え
る教師をまかなうことができたというのであれば、なかなか教養人を集めた地域で
あったと言えるが、実際のところは賄い切れなかったのではないだろうか。
女紅場の開設により、上七軒にも教養人が集い、花街の文化が根付いて発展して
いく基が築かれたとも言えるのである。
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□■[嵯峨野学藝倶楽部] 4月開講講座のお知らせ■□
詳しくは、 http://www.ren-produce.com/sagano/club/をご覧ください。
■「茶道教室(水曜日 コース)」
日程:4月8、15、22 、29日(水)
場所:嵯峨野三壷庵
時間:9時~15時(ご都合の良い時間にお越しください)
29日のみ10時〜18時
講師:西村 宗靖・太田 宗達
※見学/体験も、随時受付けています。
■「茶道教室(土曜日 コース)」
日時:4月11、18(土)、26日(日)
場所:嵯峨野三壷庵
時間:9時~19時(ご都合の良い時間にお越しください)
講師:西村 宗靖・太田 宗達
※見学/体験も、随時受付けています。
■「うたことば研究会」
ただいま休講中です。
再開日が決定次第お知らせいたします。
お問合せ・お申込みはコチラまで→sagano@ren-produce.com
■「今様・白拍子教室」
日程:4月25日(土)
※その他の日程 は個人稽古につき、お問い合わせください。
場所:嵯峨野三壷庵
時間:13時~14時30分
講師:石原 さつき
※見学/体験も、随時受付けています。
性別・年齢・経験は問いません。
今様のお問い合わせ、お申し込み、見学はコチラまで→info@imayou.jp
URL:http://www.ren-produce.com/sagano/club/
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■□■ひとこと■□■
「願わくば 花の下にて 春死なん その望月の如月の頃」
桜もあっという間に満開になり、春がやってきました。
弘道館では、明日から「春の茶事」が始まります。
[次回は、4月15日(水)に配信予定です!次回もお楽しみに。]
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