有斐斎弘道館2020年8月のまとめ(ハイライト)

弘道館の裏庭では夏野菜が元気に育っています!
 

*夕顔の実です。

8月も引き続き、ほとんどオンライン配信での講座開催となりました。
8月23日にはオンライン茶会「一席一菓・七夕の茶」を開催し
素晴らしい時間となりました。

参加者の方々のご感想も掲載しておりますのでぜひご覧くださいませ。

9月の予定はこちら

9月の予定一覧

◆8月21日(金)オンライン講座「能あそび」

ゲストは同志社女子大学名誉教授の廣瀬千紗子 先生でした。
廣瀬先生との軽妙な掛け合い・・思わずスタッフからも笑い声が。

 

謡曲を知っているからこそわかる俳諧の面白さ。
たくさんの事例を紹介いただき、元になった謡をその場で宗一郎先生が謡うという贅沢。

それにしても、江戸時代の方々がこんなにも謡曲に親しみ、
俳諧や物語に洒落として使いこんでいたのかと関心しきりでした。
江戸時代の人々の教養の豊かさをみる思いでした。

次回「能あそび」は10月23日(金)にオンラインにて開催予定です。どうぞお楽しみに!

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◆8月22日(土)オンライン講座
「信仰から見る京都ー地蔵盆と火祭ー」

タイムリーにも地蔵盆の話題でした。
地蔵盆を知らずして京都の文化を読み解くことはできません。
改めてその深さを感じるとともに、地蔵盆のこれからについて考えさせられました。
 
次回は9月12日(土)、オンラインにて開催いたします。
テーマは「月見と重陽」です。どうぞお楽しみに。

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◆8月23日(日)オンライン茶会「一席一菓・七夕の茶」

インターネット配信によってお茶のどのようなところを引き出し、
お伝えすることができるのか。
日々考えをめぐらせ、試行錯誤を続けてまいりました。
今回は、旧暦の七夕によせて、大宗匠の一行。
そこからはじまる、一盌からピースフルネスの心。
 
 
道具、室礼、所作、言葉、、、いろいろなところに、
数々の物語をしのばせさせていただきました。
伝わりましたでしょうか。
茶会の趣向につきましては、参加者のお楽しみというところもありますので…
まずは一部の写真から想像をふくらませていただきましたら幸いです。
国をこえて平和の心を伝える氷柱、七夕の歴史を伝える棚つもの、この日のためのお香…

 
 

画面越しではありますが、同じ時間に、同じ心になることができる感動を、
主催者側一同も、味わわせていただくことができました。
ご参加いただいた方々、本当にありがとうございました。
 
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たくさんの嬉しい感想をいただいております。少しご紹介させてください。
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「その見事さ、鏡のように見える難しい所作も感銘しました。
発想の自由さ、大胆さ、その中でも納得のストーリーに、改めて弘道館との出会いに感謝しています」
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「この日、この時のための香り、お菓子をお届け頂けたお茶会、特別な時間をありがとうございました。
海外の方のお手前だった事も、平和、心をひとつにしていくことの大切さが、心に沁みました」
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「オンラインだからこそできるボーダーをこえて、心がひとつになるお茶会にいつも感動しております。
今回はさらにお菓子とお香をみなさまと共有することができ、大変幸せでした」
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ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

◆8月25日(火)オンライン講座
「茶の湯の文化を識るー茶会記にみる茶席の菓子ー」

テーマは「茶会記にみる茶席の菓子」でした。
茶会記を読み解きながら、菓子の種類・形・位置付けが茶会の中でどのように変化し、
現在の茶席菓子が生まれたのか?を考える講座でした。
『槐記』読んでみてください。
 
次回は9月22日、オンラインにて開催いたします。
テーマは「山上宗二記を考える」です。どうぞお楽しみに!

 
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◆8月25日(火)オンライン講座
「京菓子専門講座XI」

今年の秋に開催される京菓子展2020のテーマは「禅」。

今回の京菓子専門講座では、栖賢寺の和尚さんにご登壇いただき
「禅」について学びました。そして全員で座禅も行いました!

デザイン公募の締切は8月30日。
講座受講者のみなさんのデザインがとても楽しみです!!

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多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
記事が面白かったら是非、シェアいただけると幸いです。