2018年12月の有斐斎弘道館のみどころ(予定一覧)

いよいよ12月が始まりました。有斐斎弘道館の庭はまだ美しく色付いておりますが、日に日に寒さが厳しくなって参りました。
12月の弘道館では、1年の最後にふさわしく、様々な展示会や特別催し、特別茶会など盛りだくさんの内容となっております。
12月15日(土)忠臣蔵茶会×講談では、今年の秋に南龍を襲名された旭堂南龍氏が出演。
講談のテーマは「二度目の清書」「義士の門外」です。

また12月22日(土)のクリスマス茶会は、例年とは違った趣向で開催いたします。内容はまだ公開できませんが、異国風の茶会になるかもしれません!どうぞお楽しみに。

◆12月8日(土)〜12月16日(日)
特別催し《ゴトウ千香子 歌舞伎 仮名手本忠臣蔵 版画展》

江戸時代の庶民が熱狂した歌舞伎芝居の世界。日本人が永く愛してきた忠臣蔵という作品を通して、現代の日本人が忘れかけている何かをご一緒に思い起こすことができればと思います。
今回の展覧会は六段目《与市兵衛内勘平腹切の場》の作品を中心に構成いたします。
作家:ゴトウ千香子
時間:10:00〜17:00
入館料:500円

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◆12月8日(土)勉強会
《源氏物語はどのように読まれたか ー第10回 葵巻ー》

現代においても魅力的かつ、日本文化の最奥を教えてくれる『源氏物語』を、『河海抄』という、古人の読みの視点を通して、ご一緒にひもといてみませんか。
講師:荻田みどり(立命館大学文学部非常勤講師、舞鶴工業高等専門学校非常勤講師)
時間:14:30〜15:30
参加費:1,000円

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◆12月8日(土)
講座《信仰からみる京都 ー後花園天皇から後小松天皇へー》

京都の歴史を縦横無尽に楽しむ大人気講座!今回のテーマは「後花園天皇から後小松天皇へ」です。
講師:太田達(京都精華大学・立命館大学非常勤講師)
時間:11:00〜12:30(10:30より呈茶)
参加費:2,000円(菓子・抹茶付き)

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◆12月9日(日)
講座《心で読み解く 京の祭と神賑(かみにぎわい)》

葵祭・祇園祭・時代祭といった京都の祭を中心として「神賑」をキーワードに多様な祭の文化とその本質を読み解きます。
今回のテーマは「神楽と神饌ー芸能の役割とカミ様の献立表ー」です。
講師:森田玲(玲月流初代篠笛奏者)
時間:11:00〜12:30
参加費:2,000円

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◆12月9日(日)
特別催し《ひるがえる 和歌たち ―扇と翻訳で古都に遊ぶ―》

手紙やカルタや扇にしたためられ、日本人の生活と共にあった和歌は、翻訳家・ピーター マクミランさんの英訳によってどのように生まれ変わり、現代の私たちに寄り添ってくれるのでしょうか。室町時代後期に制作されたといわれる『扇の草紙』の英訳や、英訳百人一首を用いたか歌合で遊びながら、日本の伝統的な美意識について考えます。

■第一部 その歌の魅力は?―扇の草紙の翻訳
ピーターマクミラン氏 × 小山順子氏
■第二部 扇はどちらに翻るか―翻訳百人一首で歌合
ピーターマクミラン氏 × 太田達氏 × ロバートキャンベル氏
バラエティに富んだ百人一首カルタを併せて展示いたします。

時間:14:00〜16:30
参加費:無料(定員50名)
※国文学研究資料館のメールアドレスへお申し込みください。宛先:event@nijl.ac.jp

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◆12月15日(土)
茶会《忠臣蔵茶会×講談 テーマ「二度目の清書」「義士の門外」》

討ち入りの日、吉良邸では茶会がひらかれていました。
吉良上野介は茶道ト一流の家元でしたが、大石内蔵助も茶人、大高源吾も茶人ー
忠臣蔵を知らずして日本文化を語るなかれ。
講談を聴かずして歳を越すなかれ。
ほろり涙しながら、一碗のお茶をしみじみあじわうひととき。
出演:旭堂南青(きょくどうなんせい)改め、旭堂南龍
開始:10:00
参加費:3,500円

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◆12月16日(日)勉強会《皆川淇園を読む》

近世京都学会と共催で、学問所「弘道館」をひらいた皆川淇園 についてご一緒に学ぶ勉強会です。淇園のご研究をされている 方、淇園とその時代にご興味がおありの方など、ぜひ一度足を お運びください。
講師:松田清(京都大学名誉教授)
時間:14:00~16:00
参加費:2,000円(学割あり)

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◆12月18日(火)
講座《茶の湯の文化を識るー茶室と境界ー》

茶の湯の歴史をわかりやすく、楽しく学びます。
ぜひこの機会に、茶道の歴史をマスターしましょう!
講師:太田宗達
時間:13:00~14:30(12:30より呈茶)
参加費:2,000円(菓子・抹茶付き)

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◆12月20日(木)勉強会《九条武子の会》

大正期から昭和初期に活躍した京都出身の歌人、
大正三美人にも数えられる九条武子の歌集を読みましょう!
時間:18:30~20:00
参加費:1,000円

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◆12月22日(土)茶会《クリスマス茶会》

今年のクリスマス茶会は、いつもと趣向が異なります。どうぞお楽しみに!
時間:17:00〜18:30
参加費:3,500円

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◆12月23日(日)勉強会
《江戸時代の教養を考える ー茶書・謡ー》

江戸時代の学問所ならではの実践講座!
ご一緒に「茶書」を読み、「謡」をうたってみませんか。
時間:16:30~17:50 第1部「茶書をよむ」

   18:00~19:00 第2部「お謡をうたってみよう」
参加費:3,000円 1部のみ、2部のみ2,000円(学割等あり)

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◆12月23日(日)講座《香道さろん》

日本を代表する伝統芸能である香道は、王朝文化の豊かな土壌の上に室町時代に花開き、江戸時代に芸道として継承されてきました。香座敷としてふさわしい広間を有する有斐斎弘道館では、このたび香道の文化について、実践を交えながら学ぶ講座を開講します。
どうぞお気軽にご参加ください。
講師:蜂谷宗苾(香道志野流第二十一世家元継承者)
参加費:4回 20,000円(1回のみの参加は6,000円)
時間:13:00〜15:00

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◆12月24日(月)
講座《宗一郎 能あそび ー独演仕舞十番の会ー》

あらゆる伝統芸能の基底となっている能。能を知って、日本文化のとびらを開きませんか。
12月のみ開始時間と参加費が他の回と異なりますのでご注意下さい。
講師:林宗一郎(観世流シテ方能楽師)ほか
時間:15:00~16:30(14:30から呈茶)
参加費:5,000円(菓子・抹茶付き)

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多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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