嵯峨野文化通信 第229号

 伝統文化プロデュース 【連】メールマガジン   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)_________

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)   [嵯峨野文化通信] 第229号
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 伝統文化プロデュース【連】は
 日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
 遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です

     嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します

              毎月1日・15日(月2回)

                   ■VOL:229(2015/8/16)
   
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                 ■□■もくじ■□■

  ■【連】からのお知らせ ———- 弘道館講座のご案内
                    京菓子デザイン公募のお知らせ
                    京菓子ワークショップの開催
  ■(連載)『北野の芸能と茶屋』——————– 第百三十回
  ■[嵯峨野学藝倶楽部]8月開講講座のお知らせ

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             □■【連】からのお知らせ■□ 
 

 ■弘道館講座のご案内

 京文化教養講座2「茶の湯の文化を識る」

 日 程:8月27日(木)
 時 間:13時~14時30分(90分)
 講 師:桐浴 邦夫(建築史家、京都建築専門学校)
 テーマ:「織田有楽の茶室とその影響」
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)

 英語で伝統文化「茶道編」~BOOK OF TEAをよむ~

 日 程:8月27日(木)
 時 間:18時30分~20時(90分)
 講 師:田中 朝子(通訳翻訳家)
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)

 

 京文化教養講座1「信仰からみる京都」

 日 程:9月12日(土)
 時 間:11時~12時30分(90分)
 講 師:太田 宗達(立命館大学非常勤講師)
 テーマ:「月見と月の思想」
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)

 詳しくはコチラ 
 http://kodo-kan.com/seminar.html

 お問い合わせ、お申込はコチラ
 TEL :075ー441ー6662
 MAIL:kouza@kodo-kan.com

 ■京菓子デザイン公募のお知らせ

  
  京菓子のデザイン公募を募集します!入選作品は10月に開催する「手のひらの
 自然ー京菓子と琳派」展 2015において展示いたします。また、今年は本会場の
 有斐斎弘道館のほか、特別会場として、京都高島屋での展示も予定しています。
  たくさんのご応募をお待ちしています!

 テーマ:「琳派が描く自然」
     琳派と京菓子に共通する特徴の一つに豊かな自然描写が挙げられます。ど
     ちらも京都、日本の表情豊かな自然を巧みに写し取り、作品化しています
     。琳派の作品に見られる自然描写を新たな感性で京菓子に表現する、その
     ような作品を期待します。

 募集要項:「京菓子デザイン部門」
      デザイン画でご応募いただく部門。入選デザイン画は菓子職人により
      実作し、展示します。
      「茶席菓子実作部門」 
      茶席菓子(いわゆる上生菓子)を実作される方を対象にした部門。
      「工芸菓子実作部門」
      工芸菓子・その他(干菓子も含む)を実作される方を対象にした部門。
 
 応募資格:京菓子デザイン部門:京菓子、琳派に興味のある方。
      茶席菓子・工芸菓子実作部門:自身で茶席菓子・工芸菓子の作品を制作
      できる方。
      ※年齢、国籍、プロ・アマは問わない。

   賞 :大 賞(各部門より1点)
      優秀賞(各部門より数点)
      入 選(各部門より10点程度)
 
 応募締切:2015年9月20日(日)必着

 くわしくはコチラ(「手のひらの自然ー京菓子と琳派」展 2015 HP)
 http://kodo-kan.com/kyogashi/ 

 
 ■京菓子ワークショップの開催

  上記の「京菓子デザイン公募」における説明会を兼ねたワークショップを開催
 します!
  京菓子ってどのように作られてるの? 京菓子と琳派の関係って? など、素
 朴な疑問を分かりやすく説明します。レクチャーの後は実際に「こなし」という
 素材で京菓子を制作します。
  お誘いあわせのうえ、お気軽にご参加ください。

 日 程:8月30日(日)
 時 間:14時~15時30分
 講 師:太田 達、杉山 早陽子
 場 所:有斐斎弘道館
 参加費:1,500円

 お問い合わせ、お申込はコチラ
 TEL :075ー441ー6662
 MAIL:kouza@kodo-kan.com

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               ■『北野の芸能と茶屋』■
                  
                -第百三十回-
                                井上 年和

 大正十五年(1926)7月
 「上七軒貸座敷組合事務所
  取締 河合安次郎 議員小辻喜三郎 同 岸本伊之助 同 中田キク 同 出雲キク 
 同 長谷川カツ  同 三原トメ 書記 帯谷之雄  附属 北野倶楽部 主任 竹村
 菊松 歌舞練場 歌舞協議員 中田キク 同出雲キク 同 長谷川カツ 同 三原トミ
 浄瑠璃協議員 宮階廣二」
                           『技芸倶楽部4巻7号』

  技芸倶楽部に掲載された当時の上七軒貸座敷組合の役員名簿である。
  茶屋を経営する亭主あるいは女将さんが名を連ねているようで、現在と同じよう
 な体制であったようだ。

  河合安次郎さんは、現在の中里さんの西棟部分を所有されていたようで、歌舞練
 場横にある光盛大明神の玉垣にも名を刻まれる等、当時の上七軒の名士であった。
  小辻喜三郎さんは、現在の登美之助の東隣にあった「二見屋」(後の「杉浦」)
 と言う茶屋の亭主で、岸本伊之助さん三原トミさん、竹村菊松さんはちょっと判ら
 ないが、中田キクさんは「藤幾」さん、出雲キクさんは「出雲」さん、長谷川カツ
 さんは「長谷川」さんの女将さんであるし、役90年前というのは、割と身近に感
 じるような気がする。
 
  しかし、京都の花街が全盛期であったこの頃の様子を知るものはもはや存在せず
 、遺された史料でしか当時を偲ぶことができない。
  花街の存在を価値付けるためには、記録というものをできるだけ多く残すに超し
 たことはないのである。
  

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        □■[嵯峨野学藝倶楽部] 8月開講講座のお知らせ■□

   詳しくはhttp://www.ren-produce.com/sagano/club/をご覧ください。

 ■「茶道教室(水曜日 コース)」
  日 程:8月19、26日(水)
  時 間:9時~14時(ご都合の良い時間にお越しください)
  講 師:西村 宗靖・太田 宗達
  場 所:嵯峨野三壷庵
  ※見学/体験も、随時受付けています。

 ■「茶道教室(土曜日 コース)」
  日 程:8月22、29日(土)
  時 間:9時~18時(ご都合の良い時間にお越しください)
  講 師:西村 宗靖・太田 宗達
  場 所:嵯峨野三壷庵
  ※見学/体験も、随時受付けています。

 ■「うたことば研究会」

  ただいま休講中です。
  再開日が決定次第お知らせいたします。

 ■「今様・白拍子教室」
  日 程:お問い合わせください。
  場 所:嵯峨野三壷庵
  時 間:13時~14時30分
  講 師:石原 さつき
  ※見学/体験も、随時受付けています。
   性別・年齢・経験は問いません。
  今様のお問い合わせ、お申し込み、見学はコチラまで→info@imayou.jp
   URL:http://www.ren-produce.com/sagano/club/

  お問合せ・お申込みはコチラまで→sagano@ren-produce.com

  URL:http://www.ren-produce.com/sagano/club/

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                ■□■ひとこと■□■
    
   五山の送り火も無事終了し、夏が終わろうとしています。
   まだまだ暑さは続きますが、皆さんお体には気をつけてくださいね。
   
   

     [次回は、9月1日(土)に配信予定です!次回もお楽しみに。]

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多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
記事が面白かったら是非、シェアいただけると幸いです。