伝統文化プロデュース 【連】メールマガジン  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)__________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄) [嵯峨野文化通信] 第211号
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伝統文化プロデュース【連】は
日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です
嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します
毎月1日・15日(月2回)
■VOL:211(2014/11/16)
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■□■もくじ■□■
■【連】からのお知らせ —–教養サロン 第7回「帯を知る/帯を楽しむ」を
開催します!
弘道館文化講座のお知らせ
「吉坊ゆらり咄」第3回を開催します!
「忠臣蔵茶会」のご案内
■(連載)『北野の芸能と茶屋』———————– 第百十四回
■(連載)『淇園とその仲間たち』———————– 第八回
■[嵯峨野学藝倶楽部]11月開講講座のお知らせ
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□■【連】からのお知らせ■□
■教養サロン 第7回「帯を知る/帯を楽しむ」を開催します!
西陣の老舗帯屋さん約10軒による、「割付文様」をテーマにした帯が弘道館の
広間に並びます。
11時と14時からは、「箔~金から織物をつくるには」についてお話いただく
座談会も開催し、普段では聞けない裏話や、質問などもしていただけます!
今回のテーマにちなんだお菓子もご用意いたします。
今後の日本の織物について考える機会でもありますので、ぜひお誘いあわせのう
えお越しください。
日 時:11月22日(土)
時 間:11時~16時(展示は随時ご覧いただけます)
※11時、14時よりトークイベントがございます。
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(主菓子、薄茶付き)
※要予約
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075-441-6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■弘道館文化講座のお知らせ
京文化教養講座2「茶の湯の文化を識る」
日 時:11月27日(木)
時 間:13時~14時30分(90分)
テーマ:「茶室と水屋の空間2」
講 師:桐浴 邦夫(建築史家・京都建築専門学校)
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
英語で伝統文化「茶道編」~BOOK OF TEAをよむ~
日 時:11月27日(木)
時 間:18時30分~20時(90分)
講 師:田中 朝子(通訳翻訳家)
場 所:有斐斎弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
京文化教養講座1「信仰からみる京都」
日 時:12月13日(土)
時 間:11時~12時30分(90分)
テーマ:門跡「五本線の築地」
講 師:太田 達(立命館大学非常勤講師)
場 所:有斐斎 弘道館
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/seminar.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■「吉坊ゆらり咄」第3回を開催します!
落語を通して江戸時代の人々の教養を体感しようという試みで、今回は「忠臣蔵
」をテーマにした落語「狐芝居」をご披露いただきます!
桂吉坊さんは、落語のみならず幅広く芸能文化に精通されている若手人気落語家
です。また、トークゲストには、同じく芸能文化に造詣が深く、吉坊さんと「凸凹
伝芸教室」を展開されている木ノ下裕一さんをお迎えします。
現代にも通じる社会問題、今も変わらぬ人の生き様、考え方など、開場の皆さまと
ともに語り合う時間となれば幸いです。
ご参加お待ちしています。
日 時:12月6日(土)
時 間:17時(開場16時30分)
場 所:有斐斎弘道館
出 演:桂吉坊(落語家)、木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
参加費:3,500円(学生2,000円※要学生証提示)
※テーマにちなんだ主菓子・抹茶付き
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/event.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■「忠臣蔵茶会」のご案内
元禄十五年極月十四日・・仇敵、吉良上野介に一番鎗を入れたのが、間十次郎。
この男には、皆に言えぬ隠し事があった。
恒例となりました、講談と茶で楽しむ忠臣蔵。
今年は討ち入り当日です。
忠臣蔵を知らずして日本文化を語るなかれ。
講談を聴かずして歳を越すなかれ。
日 時:12月14日(日)
時 間:11時、13時
場 所:有斐斎弘道館
出 演:旭堂南青(講談師)
参加費:3,000円
※テーマにちなんだ主菓子・抹茶付き
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/event.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
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■『北野の芸能と茶屋』■
ー第百十三回ー
井上 年和
明治五年(1872)10月
「遊女・芸者・召抱解放となり、茶屋遊女商社、悉く解散。当人志願となって免
許鑑札下附制度となり賦金を課せられる。」
『京都府地誌』
明治五年(1872)は太陰太陽暦から西暦へ転換した年なので、日付がややこ
しいが、旧暦の10月2日には太政官布告第295号として通称『芸娼妓解放令
(遊女解放令)』が発布された。
これにより強制的な年季奉公等のから女性は解放されたが、売春そのものを禁止
した布告ではなく、また、遊女たちの次の就職先が用意されていたわけではなかっ
たため、私娼になったり、貸座敷として届けた妓楼で自由意志で個人的に契約をし
て遊女に戻ったりすることに障害は無かった。
転職、収入面の補償などのケアは個々の地方に任される状態であったため、法令
としてはあまり機能せず、女性がおかれた状態はあまり変わらなかったという。
しかし、同令ががきっかけとなり、女性の身売りを防ぐために、女性に対して教
育や軽工業に対応する技能習得の場が設けられた地方もあり、これらの中には、明
治時代中期以降に女性労働力に着目した工場制手工業の基盤を形成したものも多い。
こうして全国に「女紅場」が誕生していくのである。
■『淇園とその仲間たち』■
ー第 八 回ー
勝冶 真美
今回は、淇園と同時代に生きた丹波福知山藩の第8代藩主、朽木昌綱(くつきまさ
つな/1750ー1802)を紹介します。淇園も相当な変わり者だったはずですが
、この朽木昌綱もなかなかの人だったようです。
13歳頃より和漢の古銭の収集をはじめ、その後はヨーロッパ紙幣にまで手を広げ
たという、いわゆるコインや紙幣のコレクターでした。その情熱は相当なもので、3
8歳の時には17~18世紀のヨーロッパ紙幣をイラスト入りで詳細に図説した「西
洋銭譜」を著します。また、20歳ごろからは世界地理の研究にも没頭し、杉田玄白
や大槻玄沢、司馬江漢らと共に、蘭学者の前野良沢のもとでオランダ語や世界地理の
勉強にいそしみました。義兄である松平不味の弟子でもあり、文人としても名を馳せ
ていたようです。
淇園や昌綱のように、江戸時代の文人サロンは強烈な個性を持った人々が集ってい
たのかと想像するとなんだか覗いてみたいような気がします。
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□■[嵯峨野学藝倶楽部] 11月開講講座のお知らせ■□
詳しくは、 http://www.ren-produce.com/sagano/club/をご覧ください。
■「茶道教室(水曜日 コース)」
日程:11月12、19 日(水)
場所:嵯峨野三壷庵
時間:10時~19時(ご都合の良い時間にお越しください)
講師:西村 宗靖・太田 宗達
※見学/体験も、随時受付けています。
■「茶道教室(土曜日 コース)」
日時:11月1日、15日(土)、24日(祝・月)
場所:嵯峨野三壷庵
時間:10時~19時(ご都合の良い時間にお越しください)
※26日のみ 11時~16時
講師:西村 宗靖・太田 宗達
※見学/体験も、随時受付けています。
■「うたことば研究会」
ただいま休講中です。
再開日が決定次第お知らせいたします。
お問合せ・お申込みはコチラまで→sagano@ren-produce.com
■「今様・白拍子教室」
日程:11月29日(土)
※その他の日程 は個人稽古につき、お問い合わせください。
場所:嵯峨野三壷庵
時間:13時~14時30分
講師:石原 さつき
※見学/体験も、随時受付けています。
性別・年齢・経験は問いません。
今様のお問い合わせ、お申し込み、見学はコチラまで→ info@imayou.jp
URL:http://www.ren-produce.com/sagano/club/
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■□■ひとこと■□■
紅葉も色づき、京都は来週あたりが一番の見頃だそうです。
弘道館も、庭の紅葉が見頃を迎えています。
[次回は、12月1日(土)に配信予定です!次回もお楽しみに。]
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