【2019年度版】京菓子デザインを考えるヒント「京菓子デザインセミナー①」後半

京菓子デザイン公募のヒントとして、今回は「京菓子デザインセミナー①京菓子×ファッション」講座から、どのように京菓子がデザインされるのか、どのようにデザイン画から実際の京菓子が作られるのかを紹介します。

デザイン画:服飾デザイナー・鷲尾華子
実作:太田達

鷲尾さんは、京菓子デザイン公募のテーマ「万葉集」から次の和歌を選び、デザインをされました。

<選んだ和歌>
織女(たなばた)し 舟(ふな)乗りすらし まそ鏡 清き月夜(つくよ)に 雲たち渡る

この和歌の中に出てくるキーワード「織女」「舟」「鏡」「月夜」「雲」からイメージを膨らませ、コンセプトを考えたそうです。

<デザインのコンセプト>
限られた時の中で出会う織姫と牽牛(彦星)をイメージしました。
迎え舟に乗る織姫の心のうつわを和舟と見立て、心のうつろいは、水面に映る雲がかる月の表情と想定し、色のグラデーションと水紋のゆらぎで表現しました。

立体になることをしっかり想定して、デザイン画を描くことがポイントだそうです!
色彩まで丁寧に表現されています!

<銘> 
水面の月影

鷲尾さんのコンセプトを聞き、太田さんがデザイン画を見ながら少しずつ色彩、形を作り…京菓子を表現していきます。

こちらが完成品です!
京菓子を形にするためには、デザイン画が重要なポイントとなるようです!

京菓子デザイン公募の締め切りは、8月31日(土)です!
皆さまのご応募お待ちしております!

お時間にある方は、ぜひご参加ください★
【次回講座のお知らせ】
「京菓子デザインセミナー② 京菓子×UXデザイン」
2019年8月12日(月・祝)
10:00〜12:00
講師:奥田充一(デザインプロデューサー)、杉山早陽子(「御菓子丸」主宰)

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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