有斐斎弘道館は、かつて江戸時代の儒学者、皆川淇園(みながわきえん)が設立した学問所「弘道館」 があった場所に所在しています。(「有斐斎」は淇園の号のひとつ)
そんな有斐斎弘道館では、只今「江戸時代の儒者 皆川淇園展」を開催中です。
淇園は「開物学」という言語思想論を唱えました学者ですが、書画にも優れた風流人で、彼のもとには丸山応挙や池大雅、伊藤若冲らも集ったと言われています。
本展ではそんな淇園の書画を展示しています。
写真は「林和靖図」(呉北汀画、皆川淇園賛/1805年<文化2年>)です。
西湖に隠棲して詩作に興じる林和靖と童子の表情がなんともかわいらしいですね。
「江戸時代の儒者 皆川淇園」
会期:2013年11月16日(土)―26日(火)10:00-17:00
※水曜日休館
会場:有斐斎弘道館
入館料:500円
呈茶:500円