京菓子をデザインするヒント⑮〜2021年受賞作品・茶席菓子実作部門〜

京菓子をデザインするヒント ⑮〜2021年の茶席菓子実作部門「奥田充一賞」作品〜

2021年は「徒然草」をテーマに作品を募集しました。
茶席菓子実作部門では、全国の菓子職人、和菓子作家の方々からご応募いただいております。
【銘】 徒然
【参考にした段】 75段
「つれづれわぶる人は、いかなる心ならむ。 紛るる方なく、ただ一人あるのみこそよけれ」
【コンセプト】
ひとりを静かに楽しむ兼好法師をイメージしました。 ひとり自分と会話し、その心も完全ではないが、世に振り回されたり他者に合わせる必要がなければありのままを受け入れることができる。 白餡の羊羹は円を欠けさせて不完全な自分を表現しました。 錦玉は味が単調になるので、ベースの錦玉部分には日本酒を合わせ、羊羹部分にはレモンの皮の砂糖漬けを練りこみました。
【受賞者名】森 みどり
今年のテーマは「枕草子」
応募の締め切りは8月31日(水)必着です!
皆様のご応募お待ちしております。
▼WEB応募受付中。

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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