京菓子をデザインするヒント⑪〜2021年受賞作品・茶席菓子実作部門〜

京菓子をデザインするヒント ⑪〜2021年の茶席菓子実作部門「荒木浩賞」作品〜

2021年は「徒然草」をテーマに作品を募集しました。
茶席菓子実作部門では、全国の菓子職人、和菓子作家の方々からご応募いただいております。
【銘】 暗中に在るもの
【参考にした段】 第89段
「奥山に猫また」宗教人の堕落や滑稽さを笑劇的に記した段。
【コンセプト】
暗闇に潜む、得体の知れなぬ潜在的不安と膨らんだ想像が作り出す恐ろしい怪物=猫またを表現。
練り切りをぼかして物理的な暗闇や恐怖心という闇を表現し、そこには恐怖や怠惰などの感情が深淵よりこちらをのぞき込むように光る目を配置した。
また対比的に猫またの象徴である複数羽のしっぽを造形。思いが作り出す幻影をはっきりとさせ思いこむことの滑稽さ、影響を造形に落とし込みました。
中餡は黒胡麻餡で切り口をより黒くみせ闇を表現、また中にはいれば入るほど心は不可解なものである意味も持たせた。
【受賞者名】杉田 麻貴
今年のテーマは「枕草子」
応募の締め切りは8月31日(水)必着です!
皆様のご応募お待ちしております。
▼WEB応募受付中。

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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