【2019年度版】京菓子デザインを考えるヒント②

〜「源氏物語」を京菓子に②〜

京菓子展では毎年とても創造的な作品が集まり、入選作品は有斐斎弘道館と特別会場(今年は旧三井家下鴨別邸)に展示されます。

昨年は「源氏物語」のテーマに沿って、350点以上の作品が集まりました。

当ブログでは、昨年の入選デザインと、それをもとに作られた京菓子を紹介します(順不同で取り上げます)。

今年のテーマは「万葉集」です。

和歌のエッセンスをどのように取りこみ、菓子をかたちづくるのか?

考えるヒントになるのではないでしょうか。

締め切りは8月31日(土)です。

※実作部門の募集もあり

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【参考箇所】「世に知らぬ ここちこそすれ 有り明けの 月のゆくへを空にまがえて」      (藤の宴、朧腋の君と交換した扇に源氏の君が書き留めた和歌より)

【入選者名】福田 恵

【コンセプト】艶やかな朧腋の君を、夜明けになってもまだ残る有り明けの三日月に見立て、丸く切り取る事で、源氏の心のうつろぎを表現しました。錦玉で覆い包むものは源氏の恋心です。

【デザイン】

【銘】朧の光

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京菓子展「手のひらの自然―京菓子」2019

公式HP : http://kodo-kan.com/kyogashi/

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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