〜「源氏物語」を京菓子に②〜
京菓子展では毎年とても創造的な作品が集まり、入選作品は有斐斎弘道館と特別会場(今年は旧三井家下鴨別邸)に展示されます。
昨年は「源氏物語」のテーマに沿って、350点以上の作品が集まりました。
当ブログでは、昨年の入選デザインと、それをもとに作られた京菓子を紹介します(順不同で取り上げます)。
今年のテーマは「万葉集」です。
和歌のエッセンスをどのように取りこみ、菓子をかたちづくるのか?
考えるヒントになるのではないでしょうか。
締め切りは8月31日(土)です。
※実作部門の募集もあり
****************************************
【参考箇所】「世に知らぬ ここちこそすれ 有り明けの 月のゆくへを空にまがえて」 (藤の宴、朧腋の君と交換した扇に源氏の君が書き留めた和歌より)
【入選者名】福田 恵
【コンセプト】艶やかな朧腋の君を、夜明けになってもまだ残る有り明けの三日月に見立て、丸く切り取る事で、源氏の心のうつろぎを表現しました。錦玉で覆い包むものは源氏の恋心です。
【デザイン】
【銘】朧の光
****************************************
京菓子展「手のひらの自然―京菓子」2019
公式HP : http://kodo-kan.com/kyogashi/