今年も、多くの皆さまにご来館いただき、また様々なかたちでお手伝いや応援をいただき、誠にありがとうございました。
来年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
来年からも今まで同様に続けて行く講座や茶会、そして新たな催しもたくさん開催する予定です。
ウェブやチラシ等で随時お知らせいたしますので、ぜひご参加くださいませ。
来月の目玉は1月18日(金)に開催される茶会《「沖宮」茶会 魂の花ー緋の舟にのせて》です。
作家・故 石牟礼道子と染織家・志村ふくみ(94歳)が、現代日本への危機感を募らせ、「今こそ伝えておかなければ」と語り合い、次世代に残したい最後のメッセージを託した新作能「沖宮」。2人の望いを受け、私たちはこの「沖宮」公演を実現させようと、「石牟礼道子と志村ふくみの願いを叶える会」を発足し、企画・制作も含め、一から取り組んで参りました。そして、2018年10月6日の熊本・水前寺成趣園能楽殿での薪能、10月20日の京都・金剛能楽堂、11月18日の東京・国立能楽堂で公演を無事に終えたところでございます。これもひとえに、心強い賛同者、出演者のみなさま、応援してくださるたくさんの方々にお力添えいただいたからこそ、成し得たことです。
公演を終えた今、石牟礼さんが想いを込めた「沖宮」の世界、志村ふくみが監修した衣裳制作、「沖宮」における能の役割についてなどを、改めてみなさまと考え、語り合いたく、「沖宮」をテーマとした茶席を設けました。
詳細は以下の一覧に記載しておりますのでご覧下さいませ。
◆1月12日(土)勉強会《源氏物語はどのように読まれたか》
現代においても魅力的かつ、日本文化の最奥を教えてくれる『源氏物語』を、『河海抄』という、古人の読みの視点を通して、ご一緒にひもといてみませんか。
講師:荻田みどり(立命館大学文学部非常勤講師、舞鶴工業高等専門学校非常勤講師)
時間:14:30〜15:30
参加費:1,000円
◆1月12日(土)
講座《信仰からみる京都 ー後奈良天皇ー》
京都の歴史を縦横無尽に楽しむ大人気講座!今回のテーマは「後奈良天皇」です。
講師:太田達(京都精華大学・立命館大学非常勤講師)
時間:11:00〜12:30(10:30より呈茶)
参加費:2,000円(菓子・抹茶付き)
◆1月17日(木)勉強会《九条武子の会》
大正期から昭和初期に活躍した京都出身の歌人、
大正三美人にも数えられる九条武子の歌集を読みましょう!
時間:18:30~20:00
参加費:1,000円
◆1月18日(金)茶会《「沖宮」茶会 魂の花ー緋の舟にのせて》
出演:能楽金剛流若宗家・金剛龍謹氏
高安流・有松遼一氏
アトリエシムラ代表・志村昌司氏
有斐斎弘道館館長・濱崎加奈子
開始:19:00〜20:30
参加費:10,800円
◆1月20日(日)茶会《第八期 月釜》
毎回、楽しい趣向をご用意させていただきます。
内容についてはお越しいただいてのお楽しみ!とさせていただきます。
流儀にこだわらない形で開催しております。お客様もさまざまな流儀の方が来られています。
時間:お問い合わせ下さい
参加費:3,000円
◆1月20日(日)勉強会
《江戸時代の教養を考える ー茶書・謡ー》
江戸時代の学問所ならではの実践講座!
ご一緒に「茶書」を読み、「謡」をうたってみませんか。
時間:16:30~17:50 第1部「茶書をよむ」
18:00~19:00 第2部「お謡をうたってみよう」
参加費:3,000円 1部のみ、2部のみ2,000円(学割等あり)
◆1月22日(火)
講座《茶の湯の文化を識るー初釜の風景ー》
茶の湯の歴史をわかりやすく、楽しく学びます。
ぜひこの機会に、茶道の歴史をマスターしましょう!
講師:太田宗達
時間:13:00~14:30(12:30より呈茶)
参加費:2,000円(菓子・抹茶付き)
◆1月22日(火)講座《京菓子専門講座Ⅷ》
京菓子の文化的背景から専門的な技術まで幅広く学べる場として人気の「京菓子専門講座」。
2019年は、「菓子と器」。菓子と器の関係性、器の視点から菓子をまなびます。
初めての方も、引き続き受講の方も楽しめる内容ですので、ぜひご参加ください。
講師:太田達、杉山早陽子、有職菓子御調進所 老松
時間:15:00〜16:30
受講料:30,000円(全6回/各回茶菓子付)
◆1月27日(日)勉強会《皆川淇園を読む》
近世京都学会と共催で、学問所「弘道館」をひらいた皆川淇園 についてご一緒に学ぶ勉強会です。淇園のご研究をされている 方、淇園とその時代にご興味がおありの方など、ぜひ一度足を お運びください。
講師:松田清(京都大学名誉教授)
時間:14:00~16:00
参加費:2,000円(学割あり)
◆1月27日(日)
講座《心で読み解く 京の祭と神賑(かみにぎわい)》
葵祭・祇園祭・時代祭といった京都の祭を中心として「神賑」をキーワードに多様な祭の文化とその本質を読み解きます。
今回のテーマは「心で読み解く京の祭ー葵祭・祇園祭・時代祭ー」です。
講師:森田玲(玲月流初代篠笛奏者)
時間:11:00〜12:30
参加費:2,000円