【2018年度版】京菓子デザインを考えるヒント⑫

〜「琳派(2015年のテーマ)」を京菓子に⑫〜
京菓子展では毎年とても創造的な作品が集まり、入選作品は有斐斎弘道館と特別会場(今年は旧三井家下鴨別邸)に展示されます。毎年、様々なテーマに沿って300点以上の作品が集まります。

今年は8月31日(金)に迫った締め切りを前に、当ブログでは過去の入選デザインとそれをもとに作られた京菓子を紹介します(順不同で取り上げます)。今回は2015年のテーマ、「琳派」です。
絵画のエッセンスを取りこみ、どのように菓子をかたちづくるのか、考えるヒントになるのではないでしょうか。今年のテーマは「源氏物語」。新しい京菓子のデザインに挑戦してみませんか?
※実作部門の募集もあり

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【参考作品】尾形乾山「四季花鳥図屏風」
【入選者名】二階堂志紀

EPSON MFP image
<先生方の講評>
ユニークな素材使いの作品。鮮やかな赤い菊の向こうに、純白の白鷺が佇んでいる。その姿を表現するために、薯蕷の皮とアイシング(粉糖を卵白で溶いたもの)を組み合わせたのは京菓子としては今までにないであろう。アイシングで菊の花びら感を出すという表現力も素晴らしい。

【銘】白鷺(素材/薯蕷製)

第5回白鷺 菓子画像
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京菓子展2018「手のひらの自然―源氏物語」

公式HP : http://kodo-kan.com/kyogashi/index.php?FrontPage

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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