4月20日(金)は二十四節気の穀雨(こくう)でした。
春を迎え、田畑の準備が整ったところに恵みの雨が降る季節です。
七十二候では、
初候 「葭始生(よし はじめて しょうず)」
次候 「霜止出苗(しも やんで なえ いず)」
末候 「牡丹華(ぼたん はな さく)」
となり、すべての候が植物についてとなっていることからも、多くの植物が芽吹いて生き生きと活動し始める節季であることが感じられます。
有斐斎弘道館の木々も新しい葉をつけ、萌黄色の爽やかな景色を演出しています。
昨日の雨も上がり、庭の新緑が濡れている様子も美しく、楽しみな季節です。
去る日曜は4月24日まで開催されたの宮下直樹写真展『Nomado,』に加え、『帯を知る帯を楽しむ』も開催され賑やかな一日となりました。
『帯を知る帯を楽しむ』では今回のテーマを「渡来の文様」として、一見和柄のように感じるものから異国情緒溢れるものまで、さまざまな西陣織の逸品が展示されました。柄について、織りの技法についてなど出品された織元のこだわりのお話を伺うことができ、中にはペイズリー柄の由来エピソードなども飛び出して、参加された皆さまは普段なかなか聞くことのできない貴重なお話を大変興味深く熱心に聞き入っておられました。
『帯を知る帯を楽しむ』は次回は秋に開催予定です。日程・詳細はホームページでお知らせいたしますので、次回もどうぞご注目ください。