弘道館1月のまとめ(ハイライト)

有斐斎弘道館の北神です。

1月は通常の連続講座に加えて、初釜や天橋立での謡の奉納など、大事な行事も無事終えることが出来ました。
特に初釜ではたくさんの方に手伝っていただき、有斐斎弘道館はたくさんの方に支えられていることを改めて感じました。
また今年の1月は特別な寒さを感じる日も多く、つららや雪に覆われた弘道館が見られる日もありました!
1月のハイライトをまとめましたので、どうぞご覧下さい。

◆1月6日(土)三壺庵初釜

有斐斎弘道館の維持に協力いただいてる三壷庵(さんこあん)西村宗靖社中の初釜がありました。
15年ほど前に、館長の濱崎と太田が嵯峨野の地にひらいた三壷庵ではじまった茶道教室。「三壷庵」の名は、和漢朗詠集から採られたものです。その三壷庵も昨年弘道館の近くに移転し、弘道館での茶会などでは、いつもお社中のみなさんがボランティアで助けてくださっています。
林宗一郎先生の謡にはじまり、おはなびらに濃茶、そして薄茶。後席の宴は和久傳さんのお料理、そして、野澤松也さんご一家による「万歳」があり、最後は福引で締めくくりました。

◆1月11日(木)松の剪定


5日間ほどかけて、松の剪定をしていただきました。
10年前はジャングルのようだった有斐斎弘道館も、おかげさまで素敵な庭をみなさまにお楽しみいただけるようになりました。普段は庭師さんに来ていただくことはできませんが、松の樹だけはプロにしていただかねばなりませんので、年に2度ほど来ていただいております。
弘道館には、長く手入れをしてなかったせいか、背丈の高い松がたくさんあります。

◆1月13日(土)茶会はじめ


連続講座「茶会はじめ」の第三回目でした。
茶会はじめは、茶会に出席した際に困らないために、お茶のいただき方や茶会の流れを学ぶ講座です。
本日はあまりの寒さで、弘道館の蹲にはつららができていました!

◆1月15日(月)老松 茶事研修


老松の新人研修の一環として、茶事研修を開催しました。先輩社員の方々が亭主を務め、新入社員の方々が懐石、濃茶、薄茶を体験されました。自分たちが日々作っている菓子が、どのような場面で使われるか、改めて実感できたようです。先輩方からは最後に、「今日学んだことをお客さまに実践してください」との言葉がありました。大変実りある研修になったようです。

◆1月21日(日)初釜


本年の初点式は、寿ぎの謡から始まりました。午前の3席は観世流能楽師の樹下千慧先生に、午後の3席は林宗一郎先生に、謡をうたっていただきました。1席ずつ異なる曲を披露してくださいましたが、謡によって席中の空気がまったく異なりました。
おかげさまで、今年1年の茶席の素晴らしい始まりとなりました。お越しくださった方々、また露地や水屋のご協力をいただいた方々に感謝申し上げます。

◆1月28日(日)謡の奉納


天橋立の智恩寺にて、講座「江戸時代の<教養>を考える」謡編の受講生一同にて「九世戸」を奉納しました。
以下は、受講生の方の感想文です。


私が見た雪景色の中の橋立は、まさに天に続く橋のようでした。この光景を、小式部内侍の時代に生きた人々も眺めていたのでしょうね。天橋立が、世代を超えて後世にその美しさを継承していけるよう祈るばかりです。久世戸が上演されるのは大変珍しいと伺いましたが、いつまでも心に残る謡でした。暫くぶりに会った親戚も、久世戸の奉納を大変喜んでおりました。弘道館で能のご縁をいただき、豊かな時間を過ごさせてもらっています。

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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