伝統文化プロデュース【連】メールマガジン  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)____________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄) [嵯峨野文化通信] 第185号
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伝統文化プロデュース【連】は
日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識について
遊びながら学び、広めていく活動をしている団体です
嵯峨野文化通信は、伝統文化を「遊ぶ」ためのヒントを発信します
毎月1日・15日(月2回)
■VOL:185(2013/10/15)
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■□■もくじ■□■
■【連】からのお知らせ ——-「まちかどミュージアム」が開催されます!
弘道館講座のご案内
「第5回帯を知る、帯を楽しむ」のお知らせ
実践講座「江戸時代の〈教養〉を考える」の
ご案内
「BOOK OF TEA」をよんでみませんか。
■(連載)『北野の芸能と茶屋』————————– 第八十九回
■[嵯峨野学藝倶楽部]10月開講講座のお知らせ
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□■【連】からのお知らせ■□
■「まちかどミュージアム」が開催されます!
10月20日より、京都府庁旧を中心として周辺にある文化施設等が連携しさま
ざまな催しが開催されます!弘道館をはじめ、周辺の普段では入れない施設も一般
公開されます。
やっと少し秋らしい気候が訪れました。京都の文化、芸術を感じにいらしてくだ
さい。
「茶席菓子展」
日 時:10月21日(月)〜11月4日(月、祝)※水曜休館
時 間:10時〜16時
※10月27日(日)は「帯を知る、帯を楽しむ」を開催のため「茶席菓
子展」は開催いたしません。
場 所:有斐斎 弘道館
入館料:1,000円(抹茶と菓子付き)
詳しくはコチラ(京都府HP)
http://www.pref.kyoto.jp/bungei/news/press/matikado2013.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
■弘道館文化講座のご案内
京文化教養講座2「茶の湯の文化を識る」
日 時:10月24日(木)
テーマ:「名物の中の茶道具」
時 間:13時~14時30分(90分)
場 所:有斐斎 弘道館
講 師:目方 宗弘(茶道家)
参加費:2,000円(生菓子、抹茶付)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/seminar.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■実践講座「江戸時代の〈教養〉を考える」のご案内
皆さんで一緒に謡を楽しみませんか?
第一部では井伊直弼の「茶の湯ー全集ー」を読み下し、第二部は「謡」を行いま
す。謡では能楽師の林宗一郎氏をむかえ、実際に皆で声の出し方から学びますので
歌は苦手という方や経験は全くないという方も大歓迎です。
「謡がひとつでもうたえるようになりたいなぁ」から始まった勉強会、ぜひご参
加お待ちしております。
日 時:11月10日(日)
時 間:16時30分〜19時
場 所:有斐斎弘道館
内 容:第一部 勉強会「井伊直弼『茶の湯ー全集ー』をよむ
(リーダー 濱崎加奈子、太田達)
第二部 実践「お謡をうたってみよう」
(講師 林宗一郎〈能楽師〉)
参加費:3,000円(第一部のみ、第二部のみの場合は一部2,000円)
※学割あり(2,000円/第一部のみ、第二部のみの場合は1,000円)
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
■「BOOK OF TEA」をよんでみませんか。
昨年より始まりました、英語で日本の伝統文化を発信する講座です。
いままでは、お手前などの実践を英語で行って参りましたが、今回は岡倉天心の
「BOOK OF TEA」をよみます。
世界中でよまれている「BOOK OF TEA」、日本では知らない方も多いそうです
が、翻訳本も多数出版され、さまざまな見解がなされています。
こちらを皆で考えながら読み解いてみませんか。英語が苦手な方、茶道の経験の
ない方もぜひお越しください。
ご参加をお待ちしております!
「英語で伝統文化 茶道編」
日 時:11月14日(木)
12月19日(木)
1月23日(木)
時 間:18時30分~20時(90分)
場 所:有斐斎 弘道館
講 師:田中 知子(翻訳通訳者、三壷庵茶道教室)
参加費:3,000円(生菓子、抹茶付)
詳しくはコチラ
http://kodo-kan.com/seminar.html
お問い合わせ、お申込はコチラ
TEL :075ー441ー6662
MAIL:kouza@kodo-kan.com
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■ 『北野の芸能と茶屋』■
八十九回
井上 年和
寛政年間『寿仲間の定め(その3)』
「一、子供、客人をやかたへ引込申間敷候事。并ニ始メ而、客請屋ニ而馴満ニ相成
候客人ニ而、外客請屋へ参り候節は、始之客受屋へ早速届行可被致候事。
一、子供より客請屋へ為呑込身揚之花ヲ付、并ニ他出いたす間敷候事。
一、遊女芸者達、何ニ不寄御客様より致来之節は、急度客請屋へ其一わり会釈可
在之事。
一、市中之中宿へ、為一夜とも泊り参り申間敷候事。」『北野会館所蔵文書』
1つめは、子供(舞妓か?)は客をやかた(置屋か?)へ引き込んではならない。
また、ある客請屋(茶屋)に出入りした客が、よその客請屋に出入りしたら、始め
て行った客請屋に届け出ないといけないという。客が出入りするお茶屋は1つの花
街に付き1軒と定めた現在とは少し違い、まだ自由度は高かったようだ。
2つめは、やや難解であるが、子供(舞妓)の身揚や外出を禁じる内容であると
思われる。「身揚」とは辞書をひくと「揚代(玉代)を自弁して勤めを休むこと」
という意味のようで、これを素直に捉えると、舞妓が客請屋にお金を払ってまで仕
事を休むということである。
「呑込」も意味不明であるが、3つめの「会釈」と同様に稼ぎ賃と考えると、稼
ぐために「身揚之花」を付けてもらってまで店を休んで外出するということで、つ
まり、現代の感覚でいうと、外出代をお客に払ってもらって、店外デートと言った
ところだろうか。
3つめは、遊女・芸者の花代は客請屋へ1割渡すということのようだ。現代のマ
ージンはどの程度か判らないが、何となく理解ができるシステムである。
4つめは、市中の宿へ泊まりに行ってはならないという、2つめと同じ内容のよ
うだ。
廓内の風紀が乱れないように戒める内容がメインとなっている条項である。
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□■[嵯峨野学藝倶楽部] 10月開講講座のお知らせ■□
詳しくは、 http://www.ren-produce.com/sagano/club/ をご覧ください。
■「茶道教室(水曜日コース)」
日程:10月9、30日(水)
場所:嵯峨野三壷庵
時間:10時~19時(ご都合の良い時間にお越しください)
講師:西村 宗靖・太田 宗達
※見学/体験も、随時受付けています。
■「茶道教室(土曜日コース)」
日時:10月5、12、26日(土)
場所:嵯峨野三壷庵
時間: 5日 9時~12時、15時〜19時
12、26日15時〜19時
(ご都合の良い時間にお越しください)
講師:西村 宗靖・太田 宗達
※見学/体験も、随時受付けています。
■「今様・白拍子教室」
日程:10月19日(土)
場所:嵯峨野三壷庵
時間:13時~14時
講師:石原 さつき
※見学/体験も、随時受付けています。
性別・年齢・経験は問いません。
■「うたことば研究会」
ただいま休講中です。
再開日が決定次第お知らせいたします。
●URL
http://www.ren-produce.com/sagano/club/
お問合せ・お申込みはコチラまで→ sagano@ren-produce.com
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■□■ひとこと■□■
自転車通勤をしている私にとって、普通の雨でもつらいですが
最近では台風の接近が不安な毎日です。
もうこれ以上どこにも被害が出ないことを祈ります。
[次回は、11月1日(金)に配信予定です!次回もお楽しみに。]
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