7月17日の山鉾巡行の日、弘道館では「祇園会の茶」と題し
釜をかけさせていただきました。
宵山、巡行が土日の連休と重なり、また天候にも恵まれ
おおぜいの方々が四条にでておられました。
にぎわいから少し離れた弘道館。巡行のあとに来られた方も多く
涼しい館内でほっと一息つかれていました。
待合は、四条派の稚児社参図。
四条派といえば、その名のとおり、四条近辺にすまいしたことから、この称がついている。
しかも、山鉾の懸想などにも、四条派が多く図案を描いており、祇園祭が町衆の祭として育まれた江戸時代を改めて思いおこさせる。
本席には吉井勇の歌。祇園祭の屏風祭を歌った歌。
歌の内容は・・・
俵屋宗達の誰が袖屏風のこと。
というわけで、広間の床には宗達を掛けてみました。
写真は、祇園守です。
暑いのでお花がもつかと冷や冷やしましたが・・・
一日、さわやかにいてくれました。
菓子は老松で、銘が「稚児の餅」。
道明寺製で、白味噌に山椒の香りが涼やかです。
次回弘道館茶会は、9月19日(月・祝)です。
お楽しみに!