弘道館講座の日

6月21日(火)は、講座が3つ開催されました。

午前中は、「茶会はじめ」です。
お茶会へ出席した際に困らないように、客の基本を一から学ぶ
講座です。
この日は、お茶室への入り方など、実際に行いながらの講義がありました。
「老松」社員の吉岡宗節さんが、わかりやすく教えてくださいました。
受講された方は、初心者の方も多かったのですが、皆さん熱心に
受講され、楽しかった、勉強になったという声を多く頂戴しました!

午後は、まず京文化教養講座2「茶の湯の文化を識る」がありました。
今月は第1回目の講義であり、「鎌倉時代の茶~施茶と養生~」と題し、
鎌倉時代における茶についてのお話でした。
もちろん、講義の前後に抹茶と生菓子を召し上がっていただきます!
この日開講された講座を2つ以上受講なさっている方は、異なる種類の
生菓子を召し上がっていただきました。
生菓子は、外郎できれいな紫陽花を表現したものと、上用饅頭の上に、
赤く「におい」をつけたものの2種類でした。

最後に、「京菓子専門講座」が行われました。
この講座は、京菓子について専門的に学ぶことができる、本格的な実践講座です。
今回は、まず歴史を知るということで、講義形式で古代から中世までの
お茶の歴史を学びました。
講義の中で、菓子の始まりのお話が出てきたのですが、その始まりというのが、
果物であったということで、皆さんには夏柑糖をお出ししました。
純粋種の夏みかんの果汁と寒天を合わせたこのお菓子は、老松の代表的な夏の
風物詩です。

「茶会はじめ」「京菓子専門講座」に関しては、基本的に全回通して受講いただく
形ですが、「京文化教養講座2~茶の湯の文化を識る~」に関しては1回ごとの
受講も可能です。

次回は7月19日(火)
「婆娑羅の時代~闘茶と喫茶往来~」
と題しまして、戦国大名の時代の茶の湯の歴史を紐解いていきます。

いずれの講座も、お問合せ・お申込みは
kouza@kodo-kan.com
へお願いいたします。

(まつだ)

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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