松浦静山撰
皆川弘道先生墓表
ー翻刻・読み下し・現代語訳ー

著 松田 清

  弘道先生墓碑銘 拓本(部分) 松浦史料博物館蔵 松浦静山撰  皆川弘道先生墓表ー翻刻・読み下し・現代語訳ー PDF    

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“怪物”と呼ばれた学問。
皆川淇園の「開物学」 

著 廣瀬 千紗子

皆川淇園は、儒学の経典の注釈は膨大にあるが、それらが主観によってまちまちであることを批判し、一つの真理に到達するには、言葉の意味を解釈するための一般的な方法が必要だと考えました。そのために独自に確立したのが「開物学」とい…

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処士皆川弘道先生のこと

著 松田 清

「彼の淇の奥を瞻(み)れば、緑竹猗猗(いい)たり」(あの淇水の奥をながめると緑竹のなよやかな姿が美しい)。この詩経衛風(衛の国の歌)の詩句にちなんで淇園(きえん)と号した儒者が、18世紀の日本に二人いた。ともに多芸多才、…

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近代の「市中の山居」
有斐斎弘道館の茶庭

著 桐浴 邦夫

茶庭は、茶室へのアプローチ 茶庭は「ろじ」と呼ばれ、「露地」あるいは「路地」などと書かれます。桃山時代の頃は「路地」と記されていました。その「路地」はまさに「みち」であり、特に植栽や配石を行わないもので、京や堺などの当時…

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楽しく手入れされた庭

著 烏賀陽 百合

苔の美しさに心打たれる庭 苔の庭はお手入れが難しい。せっかく苔を植えても上手くつかなかったり、夏の暑さで枯れてしまったりする。近隣にマンションが建つと陰になり風通しも悪くなって、良い苔がなかなか育たない。しかし丹精にお手…

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皆川淇園と
ハイブリッドな
京都の「知」

著 廣瀬 千紗子

淇園の時代の京都 淇園が生きた江戸時代の中ごろ、1750年代前後には、庶民文化の中心は上方から江戸に移りますが、公家や上層町人がたしなんでいた学問、芸術は、京都に平安時代からの長い蓄積があり、全国各地から多くの若者が学び…

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