有斐斎弘道館2020年6月のまとめ(ハイライト)

6月も引き続き、オンライン配信での講座開催となりました。

「日本の音を吟味する」「能あそび」「信仰からみる京都」「茶の湯の文化を識る」すべてオンラインでの開催でした。

毎回たくさんの方にご参加いただき、誠にありがとうございます!
また講座中には多くの方々から質問やご感想もいただきました。

7月は能あそびの特別催しや祇園会のオンライン茶会、引き続きオンラインで開催する講座がいくつかございますので

ぜひご参加くださいませ。

7月の予定はこちら

7月の予定一覧

◆6月7日(日)オンライン講座
「日本の音を吟味する~ドレミがなくても大丈夫♪」

森田玲氏(玲月流篠笛奏者)を講師に、毎回さまざまな音に携わるゲストをお迎えします。
今回は、ゲストとして林宗一郎氏(観世流シテ方能楽師)にお越しいただきました。
たくさんの方々にご参加いただき、ありがとうございます。

音を創り出す時に意識される身体の中の小宇宙を体感いただくべく、謡「猩々(しょうじょう)」の一節を皆さんと一緒に謡ってくださいました。
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能楽師にとって「ドレミ♪とは?」
笛奏者にとって「ドレミ♪とは?」
それぞれの実体験をお聞きでき、たいへん興味深い議論が展開されました。
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ご視聴いただいた方々からも素敵なご質問をいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに!

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◆6月12日(金)オンライン講座「能あそび」

ゲストに成城大学教授の大谷節子先生をお招きし、「御所と能」をテーマにお話をいただきました。

江戸時代に京都で活躍した能楽師たちの歴史。
6年後に創業400年を迎える林家の林宗一郎先生と、江戸時代に学問所であった弘道館で、江戸時代に能楽がどのように広まっていたのか、どのように需要されていたのかについて、その一端をお伺いでき、大変充実した時間でした。
たくさんの資料もお見せいただき、「弘道館」を開いた皆川淇園も登場!
歴史が生きていることを実感いたしました。
また、受講いただいていた方から「江戸時代に女性も能を習っていたのか」というご質問が。

大谷先生によれば、女性も習っていたそうです! 今、私たちが勝手に思い込んでいることがいかに多いことか。
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また講師の林宗一郎先生がたくさん持っていらっしゃる掛け軸のうち、上記写真の掛け軸に書かれている謡、竹村孫之進作の小謡「わかな」「春祝言」を謡いました。
そのほか、ゲストの大谷節子先生からのリクエストにより、京観世五軒家が語りとしてとくに大切にされてきたという「源氏供養」も披露いただけました。

次回の「能あそび」は8月21日(金)の開催です。
廣瀬千紗子先生をお迎えし、江戸時代の京都における能について、さらにお伺いする予定です。
お楽しみに!
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◆6月13日(土)オンライン講座
「信仰から見る京都ー夏越の祓ー」

 

多くの方々に参加いただき、ありがとうございました!

本年ほど「夏越の祓」の意味を強く感じる年はないかもしれません。
「祓え」の歴史的な意味を考える機会となりました。
来月も、オンラインにて、7月11日(土)、テーマは「祇園会」にてお送りいたします。
どうぞお楽しみに。

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◆6月23日(火)オンライン講座
「茶の湯の文化を識るー小堀遠州ー」

テーマは、「小堀遠州」でした。
寛永時代の人的ネットワークの深さ。発想の面白さに、改めて感銘をうけました。
歴史を知ることは今を知ること。オンラインとなっても、学問所弘道館の役割をはたすことができればと意を新たにいたしました。
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次回は、建築史家の桐浴邦夫先生による講義となります。
お茶をする人にとってとても大事にされている銀閣寺東求堂ですが、実は、建築的には大きくとりあげられることが(お茶に比べて)少ないのではないかとのこと。
そんなことから、テーマは「本数寄と侘数寄の茶の湯空間」。お楽しみに!

次回7月28日(火)13時〜の「本数寄と侘数寄の茶の湯空間」の会もオンライン講座となります。

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多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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