【開催報告】2025年度第1回月釜「春爛漫」

春雨がそぼ降る2025年4月13日(土)、有斐斎弘道館2025年度第1回の月釜を開催しました。この日は席主に、弘道館講座講師で栖賢寺寺庭婦人のクリスティーナ・チースレロヴァー氏をお迎えしました。

本日の茶席は、「春のピクニックを楽しんでいるような感覚で、茶席を楽しんでもらいたい」という趣向のもと、西洋の春のお祭りである「イースター」にちなんで、うさぎや卵をあしらったお道具たちが登場しました。


主菓子は、氏の故郷・チェコのイースターで食される「ひつじのケーキ」をモチーフに誂えた老松製のきんとん、干菓子は菓心おおすが製の木いちご入りの「淡の香」を花筏に見立てて、お客様をおもてなししました。

床は曹洞禅と臨済禅を極められた飯田欓隠(いいだとういん)老師の「弄花香満衣」の書。花はお寺のお山に分け入って手折って来られたという大きな枝ぶりの山つつじで、まさに春の香りが漂う一席となりました。



有斐斎弘道館では、月釜の年間会員を募集しております。弘道館保存のための活動です。宜しくお願いいたします。
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◆開催概要
2025年度有斐斎弘道館月釜 第1回「春爛漫」
開催日 2025年4月13日(日)
席 主 クリスティーナ・チースレロヴァー
チェコ共和国首都プラハ出身、日本文化研究者、臨済宗大徳寺派栖賢寺寺庭夫人、有斐斎弘道館講座講師

※当イベントは終了しました。
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多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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