京菓子をデザインするヒント⑧〜2021年受賞作品・京菓子デザイン部門〜

京菓子をデザインするヒント⑧〜2021年の京菓子デザイン部門「学生賞」「京都市長賞」作品〜

2021年は「徒然草」をテーマに作品を募集しました。
京菓子デザイン部門はどなたでも応募可能!
あなたのデザインを、菓子職人が形にいたします。
【銘】 ほころび
【参考にした段】 第137段「花は盛りに」
【コンセプト】
人々は満開の花や満月の月が一番美しいものだと言いますが、この段ではその完成されたものになるまで、そしてなったあとも見るべき価値があると記してあります。雲に隠れ見えなくなった月や花が咲く前の蕾、散ってしまう花びらでさえも情緒が深いとし、何事も最初と最後にも趣があるものだとありました。
この段をコンセプトに初春。春の息吹が微かに、ですが正確に感じられる季節に今から咲こうとしている花の蕾を和菓子で再現しました。
蕾は見た目こそじみではありますがその中は生命力に満ち溢れています。その眠る力を感じられるような様子を和菓子で伝えられたらと思いました。
【受賞者名】井戸 伶
井戸さんは製菓学校の学生さんで、「学生賞」と「京都市長賞」をダブルで受賞されました!
受賞者インタビューをご覧いただけます👇
今年のテーマは「枕草子」
応募の締め切りは8月31日(水)必着です!
皆様のご応募お待ちしております。
▼WEB応募受付中。

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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