【2021年度版】京菓子をデザインするヒント⑤⑥Hints for designing Kyogashi

昨年の京菓子展「手のひらの自然ー禅」2020で入選した京菓子デザイン部門の入選作品をご紹介します。

We will introduce you the winning works from the exhibition ”Palm-sized Nature –Zen”2020.

〜「万葉集」を京菓子に⑤⑥〜Make designs inspired by “Zen”

京菓子展では毎年とても創造的な作品が集まります。

昨年は「禅」をテーマに、600点以上の作品が集まりました。

 

今年のテーマは「徒然草」です。

徒然草をどのように捉え、京菓子としてかたちづくるのか?

デザインを考えるヒントとして、昨年の入選作品をご紹介します。

 

Last year, we received over 600 creative designs under the theme “Zen”.

This year’s theme is  「Turezuregusa」.

We will introduce you last year’s winning works to give you hints for this year’s theme.

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【参考にした禅語】瓦を磨いて鏡となす。余分なものを省く。

【入選者名】小松 未唯

【コンセプト】「鏡」から写るものと写ったもの「似ているものが2つある」と連想し、同じ模様を2つ入れました。「余分なものを省く」ということから、円のようだけど円ではないような模様を入れ、シンプルにしました。

【銘】

【デザイン】

 

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【参考にした禅語】「見るほどに みなそのままの姿かな 柳は緑、花は紅」一休禅師

【入選者名】海崎 美香

【コンセプト】茶席の掛け物としても目にする「柳緑花紅」。柳は緑色をなし、花は紅色に咲くように全ての物事があるがままに受け入れ客観的に捉えようと説く禅語です。自分自身、無駄な知識や情報にとらわれて物事の価値判断を見失うことがあります。ありのままの自然の姿こそが、この世の真実であり、純粋な心を持って物事を見たいという思いを春の美しい光景で表現してみました。

【銘】春きよら

【デザイン】

 

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京菓子展「手のひらの自然―徒然草」2021

公式HP : http://kodo-kan.com/kyogashi/

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