有斐斎弘道館1月のまとめ(ハイライト)

1月の有斐斎弘道館では、初釜や沖宮茶会など、様々な催しが開催され素晴らしい年の幕開けとなりました。
日々多くの方々にお越し頂き、特に1月後半は毎日のように茶会が開催される週もありました。
なかなか全てをご報告できておりませんが、1ヶ月のハイライトをまとめましたのでぜひご覧下さい。

1月6日(日)三壺庵初釜

いつもお庭掃除やお茶会のお手伝いなどでとってもお世話になっている三壷庵社中の初釜を、今年も弘道館で開催しました。
有斐斎弘道館の濱崎と太田が15年ほど前に「笑の絶えない稽古場を」と発足し、西村理事しかないとお招きして以来、和気藹々、とっても素敵な稽古場が続いています。お花びらで濃茶、薄茶、そして点心、福引。佳き茶の湯はじめの日となりました。
三壷庵のみなさま、本年もどうぞよろしく御願いいたします!

1月10日(木)メリーランド大学の学生茶会

アメリカメリーランド州のメリーランド大学の学生さんが、茶会を体験しに来て下さいました。
みなさん、初めての体験をとても楽しまれていたようです。このように海外の学生さんが日本の文化を体験されると、日本人には思いつかないような質問をされることがあり、私たちも大いに刺激を受けます。

1月12日(土)講座と夜咄

「信仰からみる京都」「茶会はじめ」「源氏物語はどう読まれたか~河海抄を読む」の三本が開講され、どの講座も新年の皆様の意気込みが伺われる盛会となりました。
講座後はさらに夕刻から大学の茶道部とOBの方々による茶事の催しがありました。たん熊さんの料理長自らにお越しいただいての出張料理のほか、お正月らしい花びら餅やお干菓子をご用意させていただく中で、和気あいあいと大いに楽しんでいただけたようです。

1月17日(木)松の剪定

1年に2回だけ、植木職人さんに来ていただき、松などの剪定を行っていただいています。
日頃の庭の手入れはスタッフやボランティアさんで行っていますが、さすがに高い木は難しいのでお願いしています。
脚立を伝って木に移って切っていただいているのですが、高すぎて写真ではよく見えません。やはりこういう作業は専門の方でないと難しいですね。

1月18日(金)沖宮茶会

能楽金剛流若宗家・金剛龍謹氏の謡と高安流・有松遼一氏の点前による「沖宮」をテーマとした茶席のあと、金剛龍謹氏、有松遼一氏、アトリエシムラ代表・志村昌司氏、有斐斎弘道館館長・濱崎加奈子を中心に、「沖宮」について、また日本文化のこれからについて語らう時間となりました。写真は、沖宮をテーマとした菓子です。

1月20日(日)弘道館の初釜

本年の初点式も、林宗一郎先生に謡をうたっていただきました。また花びら餅とお濃茶を楽しみながら、今年も1年の茶席の素晴らしい始まりとなりました。お越しくださった方々、また露地や水屋のご協力をいただいた方々に感謝申し上げます。

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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