【2018年度版】京菓子デザインを考えるヒント⑩

〜「百人一首」を京菓子に⑩〜
京菓子展では毎年とても創造的な作品が集まり、入選作品は有斐斎弘道館と特別会場(今年は旧三井家下鴨別邸)に展示されます。昨年も「百人一首」というテーマに沿って300点以上の作品が集まりました。

今年は8月31日(金)に迫った締め切りを前に、当ブログでは昨年の入選デザイン(テーマは百人一首)とそれをもとに作られた京菓子を紹介します(順不同で取り上げます)。
絵画のエッセンスを取りこみ、どのように菓子をかたちづくるのか、考えるヒントになるのではないでしょうか。今年のテーマは「源氏物語」。新しい京菓子のデザインに挑戦してみませんか?
※実作部門の募集もあり

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【参考和歌】山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり <春道列樹>  
【入選者名】中根友之
【コンセプト】表面は濃い水色で川を表し、裏面は橙、黄、黄緑のグラデーションで紅葉を表現。折り返した部分にしがらみの焼印が押してある。中に黒餡がはさんである。

【銘】紅柵

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京菓子展2018「手のひらの自然―源氏物語」

公式HP : http://kodo-kan.com/kyogashi/index.php?FrontPage

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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