桜 吹 雪 / 羊羹製

 

         桜花 散りかひくもれ 老ひらくの

          来むといふなる 道まがふがに
              
                     在原 業平(古今和歌集)
  (桜の花よ 辺りが花びらで曇ってしまうくらい散りなさい
    老ひがやってくるという道が分からなくなるように)
 時の権力者、藤原基経の四十の賀の折に業平が詠んだ詠です。
 花びらが散り、一面桜色になってゆく様子を、錦玉羹と吉野羹の流し
合わせで表現しました。

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