菓子の展示をいたしました

 京菓子について知っていただくため、「きんとん」の展示をいたしました。

なづけて、「きんとん12ヶ月展」です。
「きんとん」は比較的古い茶会記にその名が登場する代表的な主菓子(おもがし)です。
「きんとん」は「金団」とも書くとおり、もともと「かたまり」の意味なのですが・・
その「かたまり」、シンプルな構成ですが、じっと見ていただくと、いろいろな発見があります。
とくに、抽象表現の極みという観点からみていただくと、とても興味深いです。
茶席菓子には、濃茶のための主菓子と、薄茶のための干菓子がありますが
主菓子は抽象的な表現に特徴があります。
できるだけシンプルに、できるだけそぎ落として表現するのが理想。
そのなかでも、もっとも抽象化されたのが「きんとん」といえるのではないかと思います。
おなじ形状ながら、「色彩」だけが異なる きんとんの12ヶ月 をご覧ください。
つまりは、色彩だけで季節のうつろいを表現しているのです。
日本人って、スゴイ! 脱帽です。
2階カフェの奧で開催しています。
カフェご利用の際はぜひご覧ください!
ちなみに、カフェは断続的に営業しています。
お近くに来られる際は、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
*ご遠方の方はお問い合せの上、お越しください。
問い合わせ:075-441-6662
(K)

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
記事が面白かったら是非、シェアいただけると幸いです。