特別催し
【企画展】語りがたきものに触れて
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクトは、福島県の文化や自然の豊かさの再発見と、2011年以降に福島がおかれた状況への文化的アプローチによる共有と発信を目的とし、2012 年から活動しているアートプロジェクトです。近年は、過去・現在・未来の福島を伝えるこれまでの活動成果作品を通して、福島が抱えた課題を広く日本の問題として共有しようとする「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト成果展」を各地で行っています。
今年度2回目となる福島県外での開催地は文化の都・京都。数々の大きな災厄を乗り越えてきた歴史を持つ、そして日本の未来を文化によって語る苗床のような土地・京都での開催です。
大地震と津波がもたらした大きな傷跡は、自然の力の大きさを私たちに自覚させました。現在も避難が続く大事故は経済に重きを置く価値観からの転換を私たちに問いかけ続けています。震災・事故、そして復興・復旧作業が進む中で変容する福島の課題に真摯に対峙したアーティストの活動から生まれた作品は、多くのことを私たちに伝え、考えるヒントを与えてくれます。それらの作品は、言葉を発せぬ物事の代弁者であり、語りにくい事柄へ私たちの意識を誘う案内者でもあります。
「祈る」「悼む」「問いかける」「伝える」。4 つのコンセプトにより 4 会場に展示する作品は、語りがたきものたちに触れる、その入口となってくれるはずです。本展を通して、日本が内包する課題、災厄に向き合う文化の在り様、未来の姿を、みなさんと考えてみたいと思います。
主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会
共催:公益法人財団法人有斐斎弘道館
後援:京都新聞社
開催期間 | 2017年12月2日(土)〜2017年12月17日(日) |
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時間 | 開始:10:00 終了予定:17:00 |
見学料 | 500円 |
申込方法 | ご予約は不要です。 |
会場 | 有斐斎弘道館 |
住所 |
〒602-8006 京都市上京区上長者町通新町東入ル元土御門町524-1 地図を表示 |
お申し込み
終了いたしました。
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