「香道の美学 その成立と王権・連歌」
香道は、日本文化の隠れた頂点であるーー。
本書は、香道研究にとってもっとも重要にもかかわらず、最もあいまいにされてきた、香道成立にいたる過程とその美学を、「王権」と「連歌」の切り口から解き明かす。香道史の空隙を埋めるとともに、日本人にとって香りとは何かを再考します。
著:濱崎加奈子
出版社:思文閣 (2017/11)
「大倉源次郎の能楽談義」
世界無形文化遺産に登録された能楽を楽しむ要素は身近にたくさんあり、その歴史や文化はあらゆることに繋がっています。多くの方に伝統文化の価値やすばらしさ、面白さを知ってもらい、大切に守っていくべきものであることを能楽小鼓方大倉流宗家がわかりやすく、かつユニークな視点で語ります。(淡交社HP説明文より一部引用)
語り:大倉源次郎
編集:生田ケイ子、濱崎加奈子、原瑠璃彦
出版社:淡交社 (2017/9/22)
「平成のちゃかぽん 有斐斎弘道館 茶の湯歳時記」
公益財団法人有斐斎弘道館は、江戸中期の京都を代表する儒者・皆川淇園が創設した学問所の址地に建てられた数寄屋建築ならびに庭園を保存するとともに、現代の学問所として開館し、伝統文化を楽しく学ぶ講座や茶会、展覧会などを開催しています。なかでも、伝統的な茶の湯を根底としながらも、平成の新しい茶の湯のあり方を模索しながら行われる茶会や茶事は魅力的です。本書では、その雰囲気をビジュアルに味わっていただくため、23会の茶会を紹介します。(淡交社HPより引用)
著者:濱崎加奈子、太田宗達
出版社:淡交社 (2017/2/24)
「京菓子と琳派: 食べるアートの世界」
尾形光琳が創始した「光琳文様」は、古来、驚くほど京菓子の意匠の中に用いられています。つまり、菓子の上でも琳派の文様は好まれているといえるでしょう。琳派400年の本年、琳派が従来どのように京菓子に表現されているのかを鑑みるとともに、現代ではどのように琳派を捉え、菓子の意匠として創造しているか、京菓子職人の発想と手法が存分に楽しめる内容となっています。
著者:濱崎加奈子 (監修), 勝冶真美 (編集)
出版社:淡交社 (2015/8/5)
DVDで手ほどき茶道のきほん「美しい作法」と「茶の湯」の楽しみ方 (コツがわかる本!)
茶道の成り立ちなどの基礎から、日本の「茶の湯」の奥深さがこの1冊でわかる!はじめてのお茶会体験もDVDで学べるので安心です。
*お茶会にお呼ばれしたときの茶室での振る舞いや所作
*お茶席での会話
*茶事と道具のいろいろ
*お茶と和菓子の関係
*自宅で楽しむお点前
著者・監修:太田達
出版社:メイツ出版(2014/7/25)
風呂敷- Furoshiki-風呂敷伝統文様と、包む形の美しさに見る風呂敷の世界
古くから日本人の暮らしに寄り添ってきた風呂敷。本書では、宮井・岡重・千總などの京都の老舗メーカーのコレクションから、約160点の風呂敷を紹介します。四季を包む風呂敷、祝意を包む風呂敷などのテーマ別に見る伝統文様や図柄の数々、包んだ形の造形美など、さまざまな角度から風呂敷の魅力を伝える1冊です。(出版社サイトより引用)
著者:アートディレクション:高岡一弥
文:濱崎加奈子
写真:与田弘志
出版社:パイ インターナショナル(2011/11/22)
京の花街ーひと・わざ・まち
花街(かがい)は、歴史的にさまざまな文化を生みだしてきました。その文化的な側面を明らかにするために、聞き取り調査や文献調査を行ってきました。その成果の一つとして、このたび、日本評論社から『京の花街 ひと・わざ・まち』を出版する運びとなりました。
花街について総合的に描いた初めての書として、今後の花街研究の礎になるものと確信しています。どうぞお手にとっていただければと思います。
編集:太田達・平竹耕三
著者:平竹耕三・太田達・濱崎加奈子・井上えり子・上林研二
出版:日本評論社(2009/04)
淡交別冊
発売中の『淡交別冊』に、弘道館が協力しています。
第60号『京の茶の湯』では、館長の濱崎加奈子が京の茶の湯どころを案内しています。
弘道館の茶事もご紹介しています。
第57号『茶の湯と絵画』では、「絵画を掛ける」をテーマに、充実した内容が楽しめます。
弘道館では時空をこえる日仏友好をテーマに近現代美術を掛ける茶の試みをしています。