歌舞伎 仮名手本忠臣蔵 ゴトウ千香子 版画展
有斐斎弘道館の歳末恒例企画
江戸時代の庶民が熱狂した歌舞伎芝居の世界。日本人が永く愛してきた忠臣蔵という作品を通して、現代の日本人が忘れかけている何かをご一緒に思い起こすことができればと思います。
四段目 半官切腹
俗に「通さん場」と呼ばれる忠臣蔵四段目は、物語前半のクライマックス。場内は暗くなり、緊張感に包まれたモノトーンの舞台が観客の息をも止め、ただ一点判官の動きだけが、全てのエネルギーを吸い込んでいく。
開催期間 | 2016年12月3日(土)〜2016年12月15日(木) |
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時間 | 開始:10:00 終了予定:17:00 |
作家 | ゴトウ千香子 |
入館料 | 500円 |
申込方法 | 当日、ご来館時にスタッフにお申込みください。 |
会場 | 有斐斎弘道館2階アートスペース |
住所 |
〒602-8006 京都市上京区上長者町通新町東入ル元土御門町524-1 地図を表示 |
ちらし | ちらしのダウンロード |
会期後半は「版画」と「菓子」のコラボレーションをお楽しみください。ゴトウ千香子作品をもとに、福島幸浩氏が菓子を制作、展示いたします。“色彩的に完成された舞台”(ゴトウ千香子談)が、音とともに版画に凝縮され、またあらためて立体の世界を生み出します。
ゴトウ千香子
1957年 大分県大分市生まれ
1967年 菅久(二紀会)の指導で油絵を始める
1979年 渡英
1980年 ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ美術学部入学
1981年 バイアム・ショウ美術学校に編入 音楽をテーマに制作を開始
1983年 バイアム・ショウ美術学校修了 ニューヨーク経由にて帰国
1984年 大野一雄氏に舞踏を、原田清琴氏に変体仮名を、野沢錦輝氏に太棹を学ぶ。文楽・歌舞伎・寄席・講談・浪曲に通い始める。
以降、東京(銀座・九美洞ギャラリー)、大分(由布院駅アートホール、亀の井別荘)、神戸(ギャラリー島田)、ロンドンなどで個展多数。
2014年、2015年 作曲家B・ブリテンが68年前に始めたオールドバラ音楽祭(イギリス)の招待作家としてボンド・ギャラリーにて個展開催。
2014年より弘道館にて仮名手本忠臣蔵作品展を開催。全89点の中から毎年十数点ずつテーマに沿って展示している。「人間のしたたかさ、脆さ、悲しさを、これほど美しく凝縮させた演劇を、私は知らない。」
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