◆8月2日(金)連続講座《茶事はじめ<第3回>》
セミの鳴き声がにぎやかな夏の盛りの8月2日、茶事はじめを開催しました。
第3回のテーマは「濃茶」。
この日は、前回の「懐石」が終わった後のお菓子をいただくところから。
客が一度茶室を出て休憩をする中立、その後濃茶を学びました。
皆さん、作法をしっかり身につけられて、お茶碗の手渡しもスムーズでした。
次回は割稽古の最後として、薄茶お稽古を予定しています。
◆8月24日(土)講座《信仰からみる京都・特別編》
京阪ホールディングス様との企画として、特別講座「宇治 1000 年の歴史に見る水辺の憧憬」を大阪府立国際会議場にて開催いたしました。
桂吉坊氏による源氏物語ゆかりの地や宇治にちなんだ落語や、太田先生の「宇治・石山寺」を題材にした講演があり、約200名の参加者の方々には、西国三十三所や街道の歴史や文化、芸術にまつわるお話をたっぷり楽しんでいただけたことと思います。
お二人の対談ではたびたび笑いが起こり、あっという間の2時間となりました。
次回は9月21日(土)開催、テーマは「樟葉」です。どうぞお楽しみに!
詳細・お申込みはこちらから。
◆8月30日(金)講座《能あそび》
8月30日「能あそび」は、林宗一郎先生の「独演仕舞十番」でした。
「夕顔」「半蔀」「玉鬘」「浮舟」「須磨源氏」「賀茂」「経正」「源氏供養」「富士太鼓」「國栖」の十の仕舞を能楽師・林宗一郎先生がお一人で演じられました。
「見せ場」を繋ぐ仕舞は圧巻の一言。演目ごとに扇子も持ち替えられる細やかな演出もありました。
一曲ずつ舞の説明もあり、初めての人には分かりやすく、能楽が好きな人にはより深く楽しんでいただけたことと思います。
林先生の仕舞を座敷で鑑賞できるのは、有斐斎弘道館ならでは。
その迫力を存分に味わっていただけたのではないでしょうか。
◆弘道館の日常
<8月30日>
気が付けば8月も終わり、弘道館の庭も少しずつ秋の気配を纏い始めました。
黄色い花が目をひくオミナエシは秋の七草の一つ。また、フジバカマによく似ている西洋フジバカマもきれいな紫色の花が咲き始めました。ヤブミョウガは花と黒い実が一緒にみられます。
それから、以前花が咲いているところをご紹介したクリに青い実がなりました。ザクロの木も実をつけ、“みのりの秋”を予感させてくれますね。